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1泊2日 東北信越ツーリング 1日目

01:08発 神奈川から東北へ

神奈川→道の駅鳥羽水高原。
関東から4号線をただひたすらに北上する。
途中、埼玉県川口市に入ったあたりから前方に雷雲が居座っており、覚悟を決めて栃木県へ。
宇都宮をすぎたあたりで雷雲が右手の茨城県側にいたため一命を取り留める。

深夜の栃木県内4号線はナイトツーリングしてるおじさんとずっと一緒に走ったが、県北らへんでいつのまにかいなくなっていた。

05:03 鳥羽湖高原着

雷雲に気を取られたり、未明の周りに車が一切ない孤独の山道を走り続けるのが楽しくて、気づけばノンストップで第一目的地に来てしまった。

天外村はとにかく虫が多い。
道の駅のトイレではトンボや蛾の死骸がいくつも落ちており、ヘルメットにはいつのまにか小虫がびっしりへばりついていた。
めちゃくちゃ寒いのに虫だらけなのは予想外だった。

トイレ休憩と水分補給だけ済ませ、寄ってくるアブを振り払いながら逃げるようにブリヒルへ向かう。

05:34 ブリティッシュヒルズ着

2度目のブリティッシュヒルズ訪問。
前回は雪に埋もれる元旦に来ていたので、全く異なる印象に嬉しくなる。

バイクで東北に来るのが初めてで、所要時間の感覚を一切掴まないまま来たら早朝に着いてしまった。
もちろん店舗類は何もやっていないので、敷地内を軽く散策しておしまい。
でも一度は夏の景色を見たかった、見れて満足。

前はここで食事したなとか思いながら歩いて、大内宿へ向かう。

06:38 大内宿着

ブリヒルから大内宿は結構近かった。
高原から一度下界さ降りて、ちょっと蒸し暑い道を保存地区から少し離れたバイク駐輪場から歩く。
早朝の大内宿はちょっと霧っぽく、雨を心配する暗さがあった。

この時間帯はさすがに静かで、住んでる人が水路から水を汲んで道に撒いたり、宿泊客らしき人が浴衣姿でまばらに散策しているのみだった。

見晴台へはかなり急な階段を上る。
が、この階段がとても雰囲が良くて好ましかった。
上った先も舗装はされていないので、足腰が悪い人はあまり無理をしない方がいいのかもしれないと思った。

絶対に人が写ってない写真が撮りたいなら6時台くらいがベストなのかもしれない。
見晴台から戻って7時を回ると、ぞろぞろと人が増えてきたので以降の時間は混むのだと思う。

ここでバイク駐輪所でタバコを吸っていたおっちゃんと軽く会話して、次の目的地磐梯吾妻スカイラインに向かう。

08:58 磐梯吾妻スカイラインに侵入

道中特売日だったガソスタでリッター177円のガソリンを入れることができ、ご機嫌でスカイラインに到着。

入口手前で雨も降って気温も下がったので、侵入するライダーは大体ここで雨具に着替えていた。

ここからスカイラインをひた走り、浄土平へ。

09:30 浄土平着

後続車が来なかったのでゆっくりめに走って浄土平へ。
ここが登山の起点になっているようで、広大な駐車場とレストハウスが完備されていた。
バイクの駐輪代は200円。

どっちを向いてもあまり天気は良くなくて、この先はずっと強めの雨と濃霧で死にそうになりながら下界へ。
途中硫黄の香りが強かったり、温泉があったりと嗅覚だけで楽しんでいた。

10:23 アンナガーデン着

たまたまGoogleマップでみつけた、アンナガーデンと言う場所へ。
行ってみるとちょっとオシャレなカフェやレストランを敷地に抱える聖アンナ教会だった。
どういうわけか教会横の建物ではBMWのバイクの展示と試乗体験があるようだった。

開く雰囲気がなかったので、水分補給と次の目的地のナビを設定して駐車場から出たタイミングでオープンしてしまったようだった。

礼拝以外開かないタイプの教会だと思っていたので少し悔しかったが、またおりるのは億劫だったのでそのまま出発。

11:50 蔵王キツネ村着

仙台でフォロワーと会う約束があったので、ついでに蔵王キツネ村に立ち寄った。
広大なケージの中にたくさんのキツネが飼育されていたが、どの個体も餌もくれない観光客にはとても塩気味な対応だった。

Twitter(X)では良い話もあまり良くない話も聞いていたこの施設。
なんともまあ…、神経質なんだなと思わざるを得ない看板があちこちに設置されていた。
こういう旅行の記録もレポート扱いになってしまったりするんだろうか。

キツネたちはとても可愛らしく満足度の高い施設だったが、確かに隔離されている個体の檻やハエの多さなどを目の当たりにすると、少し思うところが無いわけでもなかった。

ちなみにすぐ近くに養豚場があるようで、キツネとは違った家畜臭が強め。
バイクで奥会津の方などを走ると結構頻繁に漂ってきた香りなので、この辺は特に多いのかもしれない。

14時~ 仙台でフォロワーと逢瀬などして終わる

高校くらいの頃からの付き合いのフォロワーと飯やウィンドウショッピングなどをして、夕方過ぎくらいから再び会津に戻った。

道中、街灯が一切ない安達太良山付近の115号線を走って死にそうになる。
青みがかったスモークシールドマンが夜の山道を走ると、それだけで死が目前に迫るのだ。
前の車のテールライトを追いかけたいのに、譲った後続車は真っ暗な山道をとんでもない速度で吹っ飛んでいく。
福島県民の峠越えスキルは異常である。

ようやく峠を超えて猪苗代湖付近を走行していると、強烈な稲穂の香りとともに進行方向で花火が上がって、実は峠で事故って死んでたんじゃないかと思った。
それだけ非現実的なものを見た。

猪苗代湖花火大会が行われていたらしく、それが偶然見えたようだった。

この日は会津インターの快活に転がり込んで寝た。
これでもかってくらい寒い快活CLUBだった。

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