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ぴこりん活動日誌

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「自分を語る時間を届ける活動」の足あと
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ポートレイト、インタビュー、カフェ、そして

ポートレイト、インタビュー、カフェ、そして

新しくやりたいことができました。相手に心からの敬意をもってご挨拶できるよう、自分の活動をちゃんと振り返ってみたいと思います。次の一歩にしっかり踏みこめるように。

昨夏のインドの青年との出会いから、やっぱり話を聴きたいという芽を自分の中に発見しました。人が静かに自分を語る時間を守るという活動をやってみたい、でも心理の仕事に戻るのはまだ早いと思い、自分だけのスタート地点を決めて歩き始めました。

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ことばで映すポートレイト屋

ことばで映すポートレイト屋

自分の話したいことを話してもらう。

それをポートレイトのように、インタビュー記事にまとめてお返しする。

こんな活動を始めてみたい。

湖に映すようにもう10年以上前のことだけれど、聖高原の湖に満月がきれいに映る幻想的な景色を覚えている。

対象がそのままの形で映る湖は、静けさそのもの。

正確さや情報量の多さでは鏡や写真には及ばないけれど、ことばを使うからこそ表現できたり、引き出されたり、共有

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「ことばで映すポートレイト屋」 こんなことやります

「ことばで映すポートレイト屋」 こんなことやります

①お話きかせていただきます最近どうしてますか?

◯◯さんの好きなことって何ですか?

いま気になっていることありますか?

そんな質問から始めて、1時間くらいお話しきかせてください。

◼️私がすること:聴いたり訊いたりすること

◼️私がしないこと:助言、アドバイス

話す、語るをとことんしていただきます。

録音も録画もいたしませんが、私の頭の整理のためメモはとらせていただきたく思います。

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「ポートレイト」のわけ

「ポートレイト」のわけ

写真は本当に苦手だけれど、自分が書きたいものはポートレイトな気がする。

なぜだろう①原点である報告書を書くプロセスを振り返ると、データを見ながら私はその人の輪郭を探ったり、いろいろな表情を切り取ったりしていた感覚が思い出される。

“あなたはこんなに素敵なんですよ”が届きますようにと、パソコンやらプリンターやらにもお願いしてた気も。

なぜだろう②スナックでアルバイトしていたときに発見したことが

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彼らが私の北極星

彼らが私の北極星

「思春期の子どもたちが真似しても大丈夫な生き方ができているか」

この問いが私の軸になっている。

私が仕事を辞めた理由前職の仕事上、思春期年代の子どもたちとじっくり話せる機会に恵まれてきた。

学校のこと、友人や家族とのこと、彼らが向き合う問題をテーブルの真ん中に置いて、あーでもない、こーでもないと話し合う時間が大好きだった。

大人からみたら“気にしすぎ”、“考えすぎ”で片付けることもできてし

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ポートレイト試行錯誤中

ポートレイト試行錯誤中

友人にポートレイトのモニターになってもらい、聞いて書くことを始めた。

久しぶりに聞くことをしてみて、やはり私は話を聞くこと、人を書くことが好きだと気づく。それと同時に考え直すことも。

私がやりたいのはインタビュー?モニターをお願いするとき、私が聞いて書くという活動のイメージを共有しやすくなるかと思い、「ここでインタビューさせてね」のように何気なくインタビューという言葉を使っていた。

でも、ど

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目に見えないものの価値

目に見えないものの価値

書くということは、なんとなく自分の中に埋もれた考えや価値観の輪郭をハッキリさせてくれるものだと思う。

昨日のnoteに、「対話など形のないものの持つ価値を自分が信じきれていない」と書いた。そう書いてみて、私はそんなふうに思っていたのか?!と驚いた。私は本当にそう思っているのだろうか。

私がやってきたことは私が心理士として働いてきた10年ほとんどの時間を、人が直前している出来事や気持ち、葛藤やニ

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大事な出会い

思春期を生きる子どもたちが私の北極星であることは心理士の仕事を辞める前も辞めたあとも変わらないけれど、彼らに直接かかわる仕事はもうやらないかもしれないなと思っていた。もう満喫しましたというかんじで。

でも、やはりチャンスがあったら何かやりたいと思う出会いがあった。

インド人の青年今年の秋、久しぶりに海外へ行った。その直前に少しは英語に慣れておこうと、カレー屋さんで開かれた英語でしゃべる会に参加

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『春に』

『春に』

谷川俊太郎さんの『春に』という詩が私は大好きだ。

詩もいいけれど、合唱曲もまた素晴らしい。私にとっては合唱祭の定番曲だったのだが、若い世代にも同世代の友人にも知っている人がほとんどいなくて意外に思う。

春にざっくり言うと思春期の気持ち、葛藤をうたっている。

喜び・悲しみ、いらだち・やすらぎ、憧れ・いかり

反対同士みたいな気持ちが一緒になって胸の中にあって、自分の中で起こっていることなのに、

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ポートレイトから始まる…

ポートレイトから始まる…

先日ポートレイトを書かせていただいた方が、読んだ感想とともに、ご自身が話されたことと私が受け取って書いたことのニュアンスの違いをフィードバックしてくれた。

話し手が本当に伝えたかったことを確かめ合っていくやりとりが、その人ご自身や、共有した時間を違った角度から見せてくれ、とても有意義だった。

「書いたら終わり。だってメインは話す時間だから」

そう考えていた。

でも少し違ったみたい。

目指

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「ことばで映すポートレイト」感想ご紹介

「ことばで映すポートレイト」感想ご紹介

ことばで映すポートレイト、小さく活動を続けています。

先日モニターにご協力いただいたYさんが、とても丁寧で細やかな感想をフィードバックしてくれました。

ご本人の許可を得られたので、ここで紹介します。

Yさんには「2019年を漢字一文字で」を入口として、旅の現在地を聞かせていただきました。

さっそく、読みました!ポートレイト。
聞き手になりながら、しっかりと丁寧にあの日の話をうつし出していた

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