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ポートレイト試行錯誤中

友人にポートレイトのモニターになってもらい、聞いて書くことを始めた。

久しぶりに聞くことをしてみて、やはり私は話を聞くこと、人を書くことが好きだと気づく。それと同時に考え直すことも。

私がやりたいのはインタビュー?

モニターをお願いするとき、私が聞いて書くという活動のイメージを共有しやすくなるかと思い、「ここでインタビューさせてね」のように何気なくインタビューという言葉を使っていた。

でも、どうもしっくりこない。インタビューとなると聞き手である私が訊きたいことやテーマを持って、それによって場をリードしてしまう気がした。

私が本当にやりたいのは、ただ相手を映す湖になること。それには“湖に映る自分を見てみたい”という話し手の動機が要るから、モニターをお願いした時点で叶わないことかもしれない。

ただ聞き役になりたい。ぽつぽつと人がその人自身と話す時間を守りたいだけ。そう説明するのを躊躇ってしまうのは、①インタビュー記事のようなフィードバックがあるという設定がカモフラージュになり、聞き手の存在感を薄められる気がしたから、②時間や対話という形を持たないものに価値があると私自身が信じきれていないから。


自分が提供する時間が有意義だと信じられるように活動そのものを磨いていくことしか今はできない。

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