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あなたに伝えたいこと

こんばんは、Wakabaです。いつも記事を読んでくださっている方、そしてこの記事に目を止めてくださった方、ありがとうございます☺️

今日は、私が最近感じていることについて、少し書きたいと思います。

それは、何においても、なんでも簡単に人の気持ちを「理解する」ことはできないということです。私自身がうつ病に悩み、日々過ごしてきたということは前回までに書きました。それについても、一言で「うつ病」と言っても、本当に100人いれば100人の、それぞれの症状やしんどさがあると思います。私がうつ病だからといって、うつ病の人全員の気持ちを理解できると言ったら嘘になります。でも少なくとも、同じ「うつ病」を経験した身として、わかることはあると思っています。

私と同じように、うつ病に悩んでいる人や精神的に苦しいと感じている人に伝えたいのは、「相手に理解して欲しいと思い続けないで」ということです。だって、絶対わからないから。諦めとか、そういうことじゃなくて、私たちを襲ったあの恐怖や苦しみは、絶対にその経験した人にしかわからないものだからです。見えないはずのものが目の前に見えたあの恐怖や、頭の中がぐるぐると回転し続けているあの感覚。いくら相手に伝えようと頑張っても、伝えられた方は、想像の世界でしかありません。「わかってもらえない」と落ち込むかもしれないけど、落ち込んでも何も始まらないんです。その人があなたと同じ経験をしていない限り、あなたの苦しみや辛さは、わからないと思います。でも、あなたの大切な人に、本当に同じ思いをさせたいでしょうか。私は、それは違うと思います。

でも、そう思うまでに、長い年月がかかりました。辛くて辛くて、周りが見えなかった頃、「なんでわかってくれないの」「わかってよ」「これ以上どうすればいいの」と、私は周りにたくさん当たりました。今になって冷静に考えると、本当に申し訳ないことをしたと思っています。

あなたが相手に「わかってほしい」と思い続けることで、あなた自身も、そして大切な相手も、余計に苦しむのではないかと思います。そんなあなたに、この文章が届けばいいなと思いながら書いています。

「わかるよ、しんどいよね」「大丈夫だよ」あなたのことを思ってかけてくれた言葉でも、今あなたにとっては、ものすごく辛辣な言葉かもしれません。「わからないくせに」「何が大丈夫なの」そう思いながら苦しんでいると思います。でも、その言葉は、あなたのことを思う、あなたのことを理解しようとしてくれている、大切な人からの言葉です。その人にあなたの辛さは絶対にわからないけど、それでもあなたを大切に思ってくれている人がいる証です。わかってもらわなくてもいいから。わかってもらう必要はないから。相手にそれを求めるよりも、あなたに対するその気持ちを、大事に受け取ってください。


そして逆に、私たちを理解しようとしてくれているあなたへ。

理解できなくて当然です。逆に、大切なあなたに、同じ苦しさを味わって欲しくないです。「じゃあ代わってよ」って当たられたことがある人もいると思います。ごめんなさい。本当はそんなこと1ミリも思ってないんです。「理解しなきゃいけないのに」って焦らないでください。絶対にわからないから。でも、その「理解したい」と思ってくれる気持ちが1番大切なんです。あなたのその気持ちは、必ず私たちに伝わっています。八つ当たりも、暴言も、たくさん浴びたかもしれません。あなたたちを、たくさん傷つけたかもしれません。でも、大切だから、誰よりもわかって欲しいと思ってしまうから、そうしてしまったんだと思います。そんなあなたが、少しでも、私たちが何に悩み、何に苦しんでいるのかを知るきっかけになれればと思い、この記事を書きました。


私は、これからも私と同じように悩むあなたや、私たちを理解しようと苦しむあなたに、寄り添う記事を書いていきたいと思っています。

少しでも多くの人に届きますように。


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