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フランス語 | 複合過去形について。

 「三日坊主でもやらないよりはマシ」という気持ちでフランス語を勉強しています。
 フランス語シリーズの記事は今回で三度目です。この記事ではフランス語の「複合過去形」を扱います。そんなに突っ込んだことは書きません(というより書けません)。
 この記事でも、ヘッダーに掲げた参考書を用います。



複合過去形とは?


会話の文で特によく使われる過去の形に、複合過去形という時称があります。日本語で「・・・しました」というようなときにはふつうこの形が使われるのです。

前掲書p94

複合過去形①


 「複合過去形」は、
avoir の現在形 + 過去分詞」という形になるようです。
 「avoir」は英語の「have」に相当する動詞なので、「現在完了形」のようなものだと、私は理解しました。


複合過去形②


 参考書を読み進めると、「複合過去形」には、
êtreの現在形 + 過去分詞」という形もあるようです。
「être」は英語の「be動詞」に相当します。たしかに英語にも「be + 過去分詞」という現在完了形もありました。

 このパターン(êtreを使う複合過去形)で使われる動詞には、
aller (行く)、arriver(到着する)などがあるようです。


英語の現在完了形


英語の現在完了形は、
「have + 過去分詞」でした。
その他には
「be動詞 + 過去分詞」という形の現在完了形もありますが、go, comeという「往来発着動詞」に限られています。


ドイツ語の現在完了形


ドイツ語にも「現在完了形」があります。
ほとんどは
haben(英語のhaveに相当)+過去分詞
ですが、
sein(英語のbe動詞に相当)+過去分詞
という形もあります。

「sein型の完了形」は、フランス語の「複合過去形」や英語の「現在完了形」と同じく、「自動詞」の場合が多いです。


英文法への課題


「be + 過去分詞」という形は、英語だと「受け身形」として使われることが多いですね。
受け身形として「be+過去分詞」という形をとる場合は、「過去分詞」として使われる動詞は「他動詞」です。

しかし、完了形としてこの形をが使われる場合は「自動詞」ですね。

有名な例だと「Gone with the wind」。
「風と共に去りぬ」ですが、この「Gone」は「現在完了形」のbe動詞が省略された形です。

 まだ細かいところまで調べていませんが、「be動詞+他動詞の過去分詞」が受け身、「be動詞+自動詞の過去分詞」が完了形と定式化できるかもしれません。

 一応「仮説」としては、そんなふうに思いました。


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