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リスニング対策!?(タモリさんのCDを聞く)

8月になると、赤塚不二夫さんの葬儀のときに、タモリさんが白紙を見ながら読んだ弔辞のことを思い出します。

文字おこしされた記事をいま読み返しても涙が出そうになります。
ことばのもつ力の大きさを感じます。

ふと以前にブックオフでたまたま見かけて購入した「TAMORI」というCDのことを思い出して、今、そのCDを聞きながらこの記事を書いています。

!!このCDは本当にすばらしい!!

オープニングは出鱈目な英語。
おかしな日本語の相撲中継。
中洲産業大学教授の教養講座(「日本ジャズ界の変遷」)。 

次にCMが流れます。
「お◯◯◯が大きすぎたり、あるいは、小さすぎたりして市販のブ◯◯◯◯ではどうもとお悩みのお嬢様方。ご家庭で自分のサイズぴったりに作れるブ◯◯◯◯ミシンはいかがでしょう。(中略)。1番小さなS◯◯◯からA◯◯◯B◯◯◯(中略)はもちろんのこと特大の優勝カップまで・・(中略)。お◯◯◯に奉仕して50年ブ◯◯◯◯ミシンへぜひどうぞ。」

CM後はラジオ放送。

しばらくして、いわゆる「四か国語麻雀」(歌詞カード?では「第一回テーブル・ゲーム世界選手権大会 於 青森」)が流れます。
でたらめな中国語、韓国語、そして英語で話しながらゲームをする選手たち。
(途中、赤塚先生の日本語で、でたらめな哲学的解説が入ります。)

出鱈目だと分かっていても、それぞれの言語の声調、抑揚、「っぽい単語」が使われていて、言語を考える上で参考になります。

内容が無いはずなのに、前後関係の雰囲気から話している内容がわかるような気持ちにさせられます。

私がこのCDの中で気になるのは、でたらめな英語です。

何を言っているのか全くわからないのに、英語であることは間違いないと思ってしまいます。でたらめであると分かっていても、英語のリスニング力不足かなと感じてしまいます。

英語のリスニング試験では、話されている内容を聞き取ろうとします。試験では、抑揚にはあまり注意しませんが、言葉とは「抑揚」を含めたもの。

試験のために学習する。
語学の試験は目標にもなるし、モチベーションにもなりますが、それだけでは大切なものが失われてしまう。

コミュニケーション英語では、抑揚、表情、そして相手のことを何とか理解しようとする気持ちを忘れないようにしたいものです。

その後のCDの内容はまた別の機会に書けたら、と思っています。

💡中学生の英語の時間に、「brother」や「母音」と先生が言うとき、いつも笑う男子たちがいました。あれは何だったんでしょう?ね?
 女子のわたしには未だに謎です。

最後まで読んで頂きありがとうございます。今後もよろしくお願い申し上げます。

私もみなさまの数多くの作品の1つです。

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文章の書き方やテーマの見つけ方をまとめました。また、英語以外の外国語の話題も取り上げています。哲学的な話題も含みます。

ことばについてのエッセイ集。外国語学習のこと、気になる言葉、好きな言葉をまとめました。また、「激論」したことをこのマガジンに含めています。

記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします