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バイクで美術館巡り:館林美術館

〒374-0076 群馬県館林市日向町 2003
http://www.gmat.pref.gunma.jp/

駐車場

二輪:自転車もオートバイも駐輪場はないが、停める場所はたくさんあると思う
四輪:無料駐車場あり
入場料:時価、JAF 会員にはかわいらしいプレゼントがある

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館林はレンタサイクルがあちこちにある。預け金はいるが、無料である。桜やつつじの季節や気候のいい大型連休などはよく渋滞するが、坂が少ないので自転車に向いた土地柄だと思う。なお美術館のクルマの駐車場は非常に細長く、場所によっては美術館の入口まで 200 m くらいある。

美術館ウェブサイトのクルマ用の案内図では、東北道の館林ICからの途上の「緑町」という交差点にボーリング場と書いてあるが、今はもうない。しかし小桑原の交差点の手前に美術館への案内板が出ている。

館林美術館地図

美術館

館林美術館は企画展がメインで、その内容によって入館料が変わるが、それで全ての展示がみられる。フランスの彫刻家フランソワ・ポンポンのアトリエをイメージした別館と、彼の作品を中心とした彫刻の収蔵品を入換え展示している展示館1が事実上の常設展である。なんとジョアン・ミロの彫刻もあり、間近に見られる。彫刻の展示数は多くはないが非常に印象の強いものばかりで、ポンポンとミロを含め、鳥をモチーフにした彫刻が多い。駐車場から本館へのアプローチにあるウサギも、空を翔るような造形である。

アプローチ

天翔るウサギ

この美術館は建物が美しいのも特徴だと思うが、館全体が円弧になっているのが面白い。何気なく廊下を歩いていると、曲がっているのをあまり意識しないので、自分がどっちを向いてどこを見ているのかが意識されにくく、結果的に見晴らしがいいのと相まって美術館の周囲の敷地をむちゃくちゃ広大に感じる。

廊下

アプローチから入館し、展示室を2から4まで観て、別館まで行って、そこから芝生の広場に建つ展示館1の方を見たとき、その向こうに美術館の入り口がある、とはなかなか思わない。駐車場から本館を通って別館まで、一つの曲線に沿って進むようになっている。

美術館へ

館内からレストランに行く途中、というか廊下にミュージアムショップがある。ポンポンの彫刻のレプリカなど、購買意欲をそそるものが多いように思う。

ポンポンレプリカ

食事

館内のレストラン (美術館の入場料のいる区域からは外になる) は 10 卓くらいであまり大きくはないが、一日分の野菜が取れるワッフルなど面白いメニューがあって、おいしい。ビールなどもある。

レストラン

東武伊勢崎線の館林駅が美術館から4〜5 km で、その辺りには食べるところはたくさんある。駐車場のあるところも多い。美術館からは館林駅より多々良駅の方が近いが、そこには食べるところはあまりない。

「館林のうどんは上州三大うどんの一つ」とツーリングマップルにはある。どうやら水沢、桐生、館林らしい。
水沢うどん
桐生うどん
館林うどん

周囲

美術館の東側には「彫刻の小径」と称する赤松の林を抜けていく散策路があり、静かな林の中に溶け込んだりしている彫刻を見ながら散策できる。

小径

美術館から 5 km くらいのところに、カルピスを作っているアサヒ飲料の群馬工場があり、見学者向けの施設「カルピス みらいのミュージアム」がある。駐車場もある。

館林は佐野にも足利にも 10 km くらいであり、美術館からほぼ真北に 10 km のところには古伊万里 (有田焼) で有名な栗田美術館がある。また東に 20 km くらいのところにある渡良瀬遊水池の辺りをぐるっと回れば、あっという間に群馬、栃木、茨城、埼玉の四県をまたにかけたツーリングができる。

バイクで美術館巡り:栗田美術館

ミュージアムショップ2


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