不幸の原因について


おはようございます。
心理カウンセラー 池田廉です。

いきなりですが、質問です。
あなたは今、幸せですか?

もしもこの問いに対して、
「はい、私は今幸せを感じています。」
と即答できなかったとすれば、この記事は役に立てるかもしれません。

なぜ今、幸せを感じることができないのか、
原因を知ることができれば、解消していくことが可能になります。

なぜだか、自分は幸せではないと感じている。
不幸である理由や根拠、原因はわからないという人は多くいます。

不幸の原因を突き止め、幸せを感じれるようになりましょう。
では早速ですが、本題に入っていきます。


まず最初に、不幸を感じている人の多くに共通している特徴をお伝えします。
それは、「自己没頭」という特徴です。

簡単な表現に変換しますと、独りよがりで否定的というものです。

「自分は何をやってもダメだ、生きている価値がない」
という自己否定

「自分はこんなにも優秀なのに、周囲は自分が求めるほど、認めてくれない」
という承認欲求

「周りの人を自分の思うように、言いなりになるほどの力が欲しい」
という誇大思想狂

いかがでしょうか。
これらの例がどれか一つでも当てはまっていませんでしょうか?

これらを端的にまとめますと、

・自己否定が過度に強い人
・承認欲求や虚栄心が過度な人
・権力を過度に求めすぎている人

ということになります。

ここでポイントとなってくるのは、
「自分さえ良ければ、、、」
という心の奥深くにある、自分だけを満たそうとする心理です。

また、「過度に」という言葉がいずれにもありますように、
適度を失い、バランスを崩した状態とも言えます。

ここまで、「自己没頭」という不幸の要素について説明させていただきました。

ここからは、自己没頭以外の要素4つをお伝えしていきます。

①競争に囚われすぎている
常に何か、誰かと競い合っている心理状態にあり、
勝ち続けないといけないと思い込んでしまっていることによって、
いつまで経っても終わりのない闘争意識は不幸感に繋がってしまいます。

勝つこと、成功することは、幸福を感じる一つの要素であることは事実ですが、
競争概念に囚われてしまっては、本末転倒です。

短期的な競争にこだわるのではなく、
長い人生を意識し、人生のバランスを整える、考えることが大切です。

②「妬み」に囚われている
厄介なことに、妬みに終わりはありません。
誰かを妬む癖がつけばつくほど、あなたは不足感を抱き、不幸を感じるでしょう。

いきなり妬むという感情が湧き起こるわけではなく、
あなたの思考の癖が、妬みへと繋がっていくのです。

不必要で過度な謙遜をいつもしていませんか?

日本人の文化の美徳として、謙虚であり、謙遜を用いることは否定しませんが、
過度な謙遜は、妬みに繋がりかねないということを知っておいてください。

また、もしもどうしようもない妬みの感情が湧いてきたら、
宇宙の広さを想像してみてください。

自己を超越し、宇宙の自由を感じることができ、
物事を客観的に眺めることができるようになります。

妬みに効果的なのは、客観性であり、俯瞰性なのです。

③世評を恐れている
人の目を気にしながら生きるのは、幸せとは言えません。
自分は本当はこうしたい、こう言いたいけれど、周囲の目が怖くて我慢。

我慢することが社会の一員であり、大人であるということ。
と考えている人が実に多い現代社会です。

そうした考え方も一理あります。
全員が我慢なく、やりたい放題すると社会は機能しなくなるでしょうから。

私がお伝えしたいのは、過度な意思表明ではなく、
人生における大事な節目、決断の時に、世評を気にすることは避けましょう、
という考えです。

あなたの人生を作るのは、他でもないあなた自身でしょう。
捉えようのない世評に臆し、本意の決断ができないのは不幸の象徴です。

世評を恐れることなく、あなたの心の声に従い生きることこそ、
幸せへの一歩ではないでしょうか。

④仕事における矛盾
生きていく上で、多くの方が働いておられる現代社会です。
たとえそれがどんな形であったとしても、誰かの役に立ち、
報酬を得ることができているならば、立派な仕事でしょう。

この仕事という存在に対して、技術性や貢献性がよく重視されます。
しかし、幸福を言いきしたときに、切り離せない視点があります。

それは、あなたの人生の目的と仕事が一致しているのかどうか?
という視点です。

人生には終わりがあります。
しかし、仕事における技術性や貢献性には、終わりがありません。

ですから、仕事を考える上で、大事になってくるのが、
あなたの人生の目標と一致しているかどうかなのです。

今の自分にはこれくらいしかできないし、
環境的にもこの選択肢しかないんだと考えてはいませんか?

それでは、仕事における幸福感が下がる一方です。
「狭く生きてはいけない、興味関心の幅を広げなさい」
という哲学者ラッセルの教えがあります。

無関心で、期待や希望のない仕事ではなく、
あなたの人生の目的となり、充実感ある仕事をするようにしましょう。

いかがでしたでしょうか。
不幸の原因を見つけることが出来そうでしょうか?

今回の記事は、ラッセルという哲学者の教えをもとに
作らせていただきました。

いま不幸であると感じている方の気づきになれれば幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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