文章を書くのは好きでも得意でもないと思う

どうして編集者になりたかったの?と聞かれると、文章を書くのが好きで、と答えてきた。でもこれは本当は嘘だ。真っ赤な真っ赤な嘘。
文章は書き続けたいと思っている。そして文章嫌いというわけでもない。だから、こうしてnoteも続けようとしている。でも、得意かと言われるとそれは違うし、好きかと言われると本質的には好きではないのかもしれない。

学生の頃ライターをしていたときに、文章を書くことが苦しいと感じたことがあった。他に学生さんで上手な人がいて、その人の企画力と文章力とスピード全てにおいて手が届かないと感じたから。今でさえこんな埋められない距離を感じているのに、社会に出て本当に仕事としてやるにあたって、わたしはやっていける自信がなかった。今思えば、そんなに近くに目標となるべき人がいたのだから、その人に近づけるように何かしらの工夫をすればよかったのに、その時はポッキリと心が折れてしまっていた。
でもそのときに、わたしはこれを仕事にする自信が、続けていく自信が持てなくなったような気がする。

冒頭の質問に戻るけれど、わたしはどうして編集者になりたかったのかというと、文章を書いていろんな人に読んでもらいたいと思ったから。そこに文章の得意不得意や好き嫌いはない。けれど、そこまで説明してしまうと面接でもないのに照れくさいから、好きという言葉を使っている。
仕事で今、とある記事を書いているがなかなか筆が進まず困っていて、今日もまた昔の感覚を思い出してしまった。驕らず焦らず、前向きに。

いつもたくさんありがとうございますっ!