スタンフォード大学PhDプログラム オンライン説明会
みなさん、こんにちは。
またまたご無沙汰です… になってしまいました。
アメリカから帰国して数年経って、あまりアメリカのことも頻繁には調べなくなっているのですが、最近、たまたまこんなものを見つけました。
Paths to PhD
これはスタンフォード大学の心理学部がPhDプログラムに進学することを検討している人のために開くオンラインセッションです。
僕は去年もこちらに申し込んでいるのですが、今年も申し込んでみました。
こちらにはウェビナー形式の全体への説明セッションのようなものと、個別、もしくは、少人数のグループでのワークショップがあります。
前回はウェビナーだけに申し込んだのですが、今回は両方に申し込みをしました。
というものの、時差の関係で本当に参加できるかは???なところがあります。
僕はスタンフォード大学の出身ではないので、学校内の詳しいことはわからないのですが、この学校は以前から少し気になっているところのひとつです。
スタンフォードはもちろん言うまでもなく世界をリードする研究機関なのですが、僕が気になるのは他のところ。
この学校はdiversityの推進に力を入れています。
「アメリカの大学はどこでもそうでしょ…」と言われればその通りですが、スタンフォードのスタンスはなかなかいいなーと思うところがあります。
例えば、first-generation college studentを積極的に入学させたいと考えています。
first-generation college studentとは、両親や祖父母が大学に進学した経験がなく、自分が初めて高等教育(ここでの高等教育はいわゆる高学歴という意味ではなく、大学学部以上の学位を取得するために進学するものということ)に進学した人のことです。
僕は両親も祖父母も大学には進学していないfirst-generation college studentだったのでこのような試みはやはり気になるところです。
今どき、誰でも大学なんていけるでしょ? という時代ですが、やはり家族に大学進学者がいないと幼少期の教育やその後の大学に入るためのリサーチ体制などにおいていろいろ差があるものだなと僕自身は感じてきました。
なので、あえてfirst-generation college studentを歓迎しますと書いてあると気になってしまうんですよね。
とは言うものの、日本より格差が大きいと言われるアメリカではどこの大学でもfirst-generation college studentを歓迎していますが…
僕が通っていた大学院でも歓迎しています。↓
Celebrating First-Generation Students
でも、スタンフォードはこういう説明会とかにもわざわざ「あなたがこのような特徴を持っているならぜひ!」という感じの言い方をするんですよね。
なんだかんだ言って、最後はこういうところで大学選びをしちゃう傾向が自分にはあるなと感じます。
ちなみに、スタンフォードの心理学PhDプログラムは学部自体の専攻が心理学でなくても出願できるというのが基本スタンスのよう。
これも少しでもdiversityを確保したいというスタンスの表れのようです。
心理学は全人類に関係していると言っても過言ではないし、いつどのようなことがきっかけで心理(もしくは、関連分野である神経学など)に興味を持つかわからないですから、このような基準はありがたいですね。
さらにちなみに、スタンフォードのPhD入学に必要な英語力の目安はTOEFL iBT 100ですが、英語圏の大学・大学院を卒業していればTOEFLは免除されるようです。
そして、GREのスコアも不要。
最近はSAT・GREスコアを求めない学校が多くなってきましたね。僕が言っていた大学院もGREはいりませんでした。
参考 : Stanford Department of Psychology PhD Admission FAQ
このようなところではなく、もっと他のところで入学者を決めたいという方向性は、僕は基本的には賛成です!
みなさんはお気に入りの大学はありますか?
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