留学中に友人はできるのか?!
みなさん、こんにちは。
海外生活での不安はいろいろあると思います。
食事や気候、文化のちがい、言語のちがい。
挙げ出したらきりがないくらいいくらでも出てくるだろうと思います。
そんな中でも友人と楽しく時間を過ごせたら、そのような不安があっても生きていけそうですよね。
海外で友人はどのくらいつくりやすいのかということを少し振り返ってみました。
アメリカ人はフレンドリーなのか?
このことを考えるときに初めに思い出すのが、よく「アメリカ人はフレンドリー」と言われていること。
アメリカ人はフレンドリーなのでしょうか?
もちろんアメリカ人といってもみんなそれぞれなのは言うまでもないですね。
アメリカは本当に広い国ですし、州ごとに雰囲気もちがいます。
人種も多様ですし、同じ人種だからといって育ち方も同じとは限りません。
この意味で「アメリカ人」という一括りにすることは難しいです。
しかし、それでもあえて自分の経験を振り返ると、アメリカ人はそれほどフレンドリーではないように思います。
もちろん、中にはとてもフレンドリーに話しかけてくれる人もいます。
僕も一度、エレベーターの中で初対面の人に話しかけられたことがあります。
初めは自分に話しかけていると思わなかったのですが、エレベーターの中にはその人と僕しかいませんでした。
話を聞いてみると、「今日も本当に寒いね。ほっぺたが凍りそう!」という、日本でいう「今日もいいお天気ですねー」みたいな感じの会話をしてくれました。
その方はとってもチャーミングでぽっぺたに手を当てながら、「寒いのはいやだね」なんて言いながら、本当にかわいらしい笑顔を話をしていました。
こんなふうに話しかけてもらえるのはアメリカにいたからなのかもしれませんね。
しかし、このようなことは意外に(?)例外的です。
アメリカの人たちは一度、互いに関係ができるとよく話しかけてくれます。
例えば、僕が大学の寮に到着したとき、その寮を管理しているスタッフが部屋の見回りに来ました。
(入寮の日に部屋の点検が終わってないのがアメリカらしい…)
その女性はとても明るい感じで、「Hi!」といい、自己紹介をしてくれました。
僕はもともとのコミュ障に加え、寮に入るまでのAirbnbからの移動でちょっと疲れていたこともあり、あまり大きな声で会話ができなかったのですが、その女性は気にするようなこともなく部屋の点検をしながら僕にお話をしてくれました。
彼女は世界各国から人を迎えているので、僕みたいにボソボソ話す人がいることにも慣れているのでしょうね。
そういえば、このとき、冷蔵庫に大量の食品が残っていて???と言う感じだったのですが、おそらく前に住んでいた人が捨て忘れたのでしょう。
それをそのスタッフに伝えると「ああ、捨てていいよー」と一言。
なんで、僕が捨てるの?笑
僕の物じゃないし僕の仕事でもないと思ったので、スタッフに回収してもらえますか? と聞いたら持って帰ってくれました笑
そのあとも、そのスタッフの方とはよく寮で会いましたが、いつも素敵な笑顔で挨拶をしてくれました。
話が逸れてしまいましたが、こんな風に関係性があると初めからフレンドリーに話しかけてくれます。
しかし、そうでないとなかなか話の機会はありません。
僕が聞いた話によると、僕が住んでいたNYは全体的にそんな感じだとか…
他の地域に行くともっと気軽に初対面の人と話すと聞いたことがあります。
僕の生徒の何人かはアメリカに住んでいますが、普通に町の人とお話しすると言っていたので、町の雰囲気や規模も関係するのかもしれませんね。
同じ人種の人としか友人になれない?
アメリカで友人ができるかという話になると、たまに聞くのが
同じ人種の人としか友人になれないのか
ということ。
これに関しては、そんなことはないというのが僕の印象です。
僕の友人の何人かはいわゆる白人ですし、僕の白人の友人には黒人アジア人の人がいます。
僕はあまり社交的な性格ではなく、交友関係はそれほど広げては来なかったため、いろんな人種の人と友達になれたということはありませんが、それは人種の問題ではなく僕の性格の問題だと思います。
たまに、「学校のカフェテリアに行くと同じ人種の人たちが分かれてかたまっている」なんてことを言う人もいますが、少なくとも僕のいた学校ではそんなことは全くありませんでした。
現在ではそのように人種でグループが分かれるというのはアメリカではあまりなさそうです。(少なくとも表面上は…)
そういえば、先ほどのフレンドリー問題とも関係するのですが、僕の白人の友人のひとりは結構シャイな性格です。
僕と同じぐらいかもしれません。
だからこそ友人になれたのかもしれませんが。
どうやって友人になれたかというと、なんと僕から話しかけたのです!
今考えても、そんなことをした自分が信じられません…
でも、話しかける前からとても優しそうな雰囲気が出ていたのでそこまで抵抗がなかったのかもしれません。
このように、いろんな人種の人と友人になれる可能性はあります。
少なくとも、相手はアジア人だから付き合いにくそうなどという考えは基本的には持っていないと思います。
どのような人と友人になりやすいのか?
アメリカにいる人たちはみんながみんなフレンドリーではありませんが、人種や文化の違いを乗り越えて友人になれることは一般的です。
しかし、それでもやはり友達になりやすい人というのはいます。
では、それは何によって決まるのでしょうか。
僕の印象ですが、文化のちがいは多少なりとも影響はあってもそれほど大きな問題ではないように感じています。
お互いがちがう文化を持っているというのは、ストレスになることもありますがやはり面白いことでもあります。
もちろん、ルームシェアなどして一緒に暮らすとなるとかなりのストレスがたまると思いますが、1日のうちの数時間を共に過ごすのであれば文化のちがいはそれほどストレスの種にはなりません。
それでは、結局何が友人になりやすいかの決め手になるかと言うと、やはりこれは言語レベルによります。
英語が得意であればあるほどいろんな人と友人になれます。
ネイティブの人たちはこちらの英語力が低いからといって、初めから全く話してくれないということはありません。
アメリカには色々な国から人が来ているので、彼らは英語が得意でない人がいるということにそれほど違和感を持っていないと思います。
しかし、彼らとずっと継続的に関係を保てるかというと、これは結構難しいことです。
やはり、話がスムーズに進まないというのは、コミュニケーションの動物である人間にとっては大きなストレスになると思います。
授業中はお話するけど、授業が終わるとそのまま話が続かないということは少なからずあることだろうと思います。
そういう意味では、やはり同じ言語レベルの人と友達になりやすいというます。
語学学校では色々な国の人と友人になりやすいそうですが、これはもちろんその学校に色々な国の人がいるということもありますが、同レベルの言語力の人たちが同じ場所にいるというのも大きいと思います。
僕が行っていた学校は、英語がネイティブでない人はTOEFLである一定のスコアをとらないと入学できませんでした。
しかし、TOEFLの点数が高いからといって、ネイティブと同等に話ができるということではありません。
やはり、ネイティブと非ネイティブの英語力の差はとても大きいのです。
僕も同じような言語レベルの人と友達になることが多かったです。
とはいうものの、他の要素でも友達になれるかどうかは変わってきます。
日本人であるということが有利に働くこともあります。
アメリカには日本人が少ないので、相手が日本に興味を持っていれば日本人というだけで話しかけて来てくれることもあります。
こんなときのために、日本のことを英語で話せるようにしておくとよいのかもしれませんね。
せっかく相手が興味をもってくれても、話が続かなければ離れていってしまうので、それはとてももったいないことに思えます。
海外で不安な生活をしている中、それでも頑張っていこうと思えるのはやはり友人という存在があるからこそだと思います。
留学に行く前に、友達ができるか不安に思う人は多いと思いますが、どんなにシャイな性格であろうとも自分が心を開けばチャンスは巡ってきます。
ですので、焦らずに交流を広げていくとよいかと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?