尊い光 ミャンマー・バガンのシェージーゴンパゴダ

ミャンマー、バガン。たまたま立ち寄った寺院、シェージーゴンパゴダを歩く。そこにはお参りに来た人だけではなく、いろん な人たちが、そこで生活の営みを見せてくれた。彼ら彼女たちにとって普通の営み。それぞれの時間が流れる中で、子供を抱いた親子がいた。母親はただ遠くをじっと見ていた。僕がカメラを向けていいかと聞くと、ただ静かに頷き、彼女 はまた視線を元あった場所に戻した。母親が抱くその子には、美しい光が降り注ぎ、その子の顔全体に塗られたミャンマー式の サンクリーム、タナカが映える。その光と色は尊く、ただそこに在るということがどれだけ美しいかを知らしめてくれた。

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