【マーケティングと、プロダクト開発。若い頃から今の仕事を「やりたい!」と思っていました?】カルチャーコレクション#2-1【オープン社内報】
オープン社内報はじめてます。
本記事では、PHONE APPLIの「いままで」と「これから」について、さまざまな役職・年齢・役割のメンバーが対談し、「PHONE APPLI のカルチャー」をより具体的なエピソードで形作っていきます。
今回、第2回です。陽気なメンバーはこちら
「カルチャーコレクション#2」開始
澁市 本日はお時間をいただき、ありがとうございます。
上倉 はい、こちらこそ。
澁市 よろしくお願いします。さて、カルチャーには、自然に作られるものと、意図的に作られるものの2種類があると考えていて。今回の対談では、いまお二人が自然に感じられているものについてと、今後作っていきたいものについて、それぞれお話をうかがいたいなと。
谷口 はい(ペコリ)。
澁市 というわけで本日は、中・長期的に会社の未来を描いていく役割という観点で、マーケティング部門から谷口さん、プロダクトマネジメント部門から上倉さんにお越しいただきました。
澁市 では最初に、…のまえに。そもそもお二人って、普段お話しされることってあるんですか?
上倉 いやぁ……、正直、片手で収まるくらいの回数しか。
谷口 そうですね、ミーティングで数回、お話ししたことがある、という。
おわんくんと最強のコンビニ店員
澁市 そうなんですね。そうしたら、まだあまり深く知り合ってはいない状態かと思いますが、今の時点で……ぶっちゃけ、お互いのことをどう思ってますか?(笑)
上倉 谷口さんたち(マーケティング部門)と、”もっと一緒にやらなきゃだめだな” というのをめちゃくちゃ感じています。……そう思いながら1年以上かかってしまったんですけど。
澁市 おお、もっと一緒にやる、というと。
上倉 SaaSを提供する会社として、マーケティングの視点も含めてプロダクトをデザインしないとだめだよな、ということですね。プロダクトマネジメントとして思い描いている理想のプロダクト像もあるし、「お客様からの要望に応えるためには」という面も意識しているんですけど、「世の中にどうプロダクトをアピールするのか」とか、「どう売り上げ増加に結び付けるのか」というマーケティングの視点とも、もっとすり合わせていく必要があるなと。
澁市 なるほど、複数の視点をよりうまく組み合わせていくために、もっと会話が必要だなと思われていたんですね。
上倉 いやぁ、あまり知らなくて。印象と言えば、「おわんくん」の声の人、という……(笑)。
谷口 ああ。(笑)かつての仕事の関係で、「タケヤ味噌」の CM キャラクター「おわんくん」の声を担当した、というやつですね(笑)。入社当時から、自己紹介がわりに YouTube の動画を共有したりしていましたからね。
上倉 はい(笑)。その他でいうと、マーケティングのお仕事のご経験がある方なんだろうなというのをぼんやりと存じていて、もっといろいろ教えてほしいな~、と思っていました。
澁市 谷口さんは、上倉さんにどんな印象をお持ちですか?
谷口 そうですね、上倉さんも ”昔いろいろやっていた” と、うかがっています(笑)。
上倉 (笑)
谷口 いや、役者さんをしていたとかね。文学青年だったとか、最強のコンビニ店員だったとか。いろいろと面白いご経歴をお持ちだというのは、聞いていました。
澁市 いろんな経歴が噂されていますよね(笑)。
谷口 はい。ただ、業務に関しては、あまり連携がとれていなかったというのが実情です。私もプロダクトの方向性を描くという部分に関わらないといけないなと、当初から思っていたんですが、なかなか踏み出せず。
というのも、マーケティング業務自体をしっかり仕組み化しないといけないという課題があって、そこに時間を使ってきました。ちょうど最近、体制や仕組みが整ってきたので、「これから他部署との連携にも力を入れられるな」という気持ちになってきたところです。
澁市 なるほど、まさに今、対話の準備ができてきたところなんですね。
マーケティングとプロダクトマネジメント
澁市 お二人が率いるマーケティングと、プロダクトマネジメントに関して、現在どんなことに取り組んでいるのかを教えていただけますか。まずは谷口さんから。
谷口 マーケティングは、主に「リード(見込み顧客のメールアドレスなどの個人情報)をとってくる」ことに取り組んでいます。言い換えると、売り上げにつながりそうなお客様をたくさん連れてくること。
谷口 最終的には、何もしなくても自然にお客様からお問い合わせがきて、売り上げが立つような仕組みができるのが理想ですね。今はそれを目指しながら、積極的に仕掛け、リードや商談数を最大化させる活動をしています。
同時に、既存のお客様の情報をもとに、商談・受注しやすくするためのコンテンツを作成しています。また、インサイドセールスチームとともに、いかに商談化率を上げるかも試行錯誤しています。
澁市 導入事例の作成とかもマーケティング部が作成してますよね。
上倉 プロダクトマネジメントは、ちょっと抽象的に言うと、ユーザーとパートナー、そしてPA社員の成功のために、プロダクトの価値を最大化していく仕事だと思っています。
具体的に現在おこなっているのは、「PHONE APPLI PEOPLE」と、それに付随するオプションやサービスについて、機能追加や機能改善の優先順位を決めることです。そして着手することになった開発プロジェクトで、プロダクトオーナーとしてプロダクト本部のエンジニアの方々と伴走しつつ、リリースに向けた各種の準備、調整をしています。
澁市 毎月さまざまな機能が出ていますよね。最近であれば、THANKSカードを贈りあう「PHONE APPLI THANKS」で、部署名+名前検索ができるようになりました、とか。
谷口 あれ、いいですよね。「わたなべさん」とか。フルネームが分からなくても、組織名と合わせて一致しやすいし。
澁市 そう。「営業の、わたなべさん。……”なべ”の字ってどれだっけ……」ってときにも、使いやすい。(笑)
上倉 ふふ…。ただ、我々の活動は、プロダクトの価値の最大化のためであって、たぶん手段は問わないと思うんですよね。今は、主にプロダクトの機能や開発を通じてそれを実現する活動をしているんですが、他にも貢献できるやり方はあるかもしれないと思っています。
澁市 なるほど、マーケティングもプロダクトマネジメントも、最終的な目的や、理想像のようなものがありつつ、それに向かって今できることに尽力している、という状況でしょうか。
谷口 そうですね。
上倉 はい、そう思います。
20代のキャリアビジョン
澁市 先ほど、経歴について少し話題になりましたが、お二人は、若い頃から今の仕事を「やりたい!」と思って働かれていたんですか?
上倉 いえ、目指してないですね。PAには26歳の頃、中途採用で入社したんですけど、とにかく就職できればいいと思っていて(笑)。いろいろと就職活動をしたところ、PAに採用してもらえました。
上倉 当初はシステムエンジニア(SE)として採用されて、当時提供していたオンプレミス型(システムが稼働するためのサーバー等を、お客様自身が保有する利用形態)のWeb電話帳製品を、構築して、納品して、現地試験して運用開始まで持っていくのがメインの仕事でした。その時には将来のことはぜんぜん考えていなかったです。
澁市 いつ頃からプロダクトマネジメントについて考えるようになりました?
上倉 その後、営業も経験している間に、会社の規模が大きくなってきて、プロダクトマネージャーの組織を作らなきゃいけないよねということになったときに、「やらせてください」と言いました。
澁市 おお、自ら「やらせてほしい」と。手を挙げたとき、どんなことを考えられてました?
上倉 なんか、……向いてるんだろうなと思って(笑)。ホントに向いてるかどうかはわからないんですけど、SEと営業を経験していく中で、一貫してプロダクト周りのことを考えたり話したりすることが多かったんですよ。
澁市 「プロダクト周りのこと」というと、たとえば…、
上倉 SEのときはOEM提供の件でパートナー様と「どんな機能を作っていくのか」をずっと会話していたし、営業のときは、連絡とれるくん(PHONE APPLI PEOPLEの変更前の名称)がリリースしたばかりだったので、お客様からもらった要望について社内で話をして実現させたり、というのをやっていました。
上倉 なので、プロダクトマネジメントがなんなのかというのは当時は言葉にできなかったんですが、自分がしてきた活動と近しいものなんじゃないかと思って、声を挙げた次第です。
澁市 なるほど、名称としては違っても、本質的にはそれまでの経験が生かせると感じられたんですね。…谷口さんは、どうでした?ずっと、マーケティングの道に進むんだ!と考えて学生時代などを過ごされていました?
谷口 私も、途中からですね。新卒で働き始めた頃は、広告・デザイン関連の仕事をしていたんですが、当時は「今日も徹夜だ……終電かも?」という声が飛び交う、けっこう愉快な職場だったんです。ただ、好きな仕事だったので、苦だと感じたことはなく楽しんでいました。
谷口 そんな状況の中で、私にとって大きな変化があって。新しく家族ができたんです。当時の上司も仲間たちも、昼夜を問わず働いていたので、このまま続けても、働きかたはずっと変わらないんだろうなと思っていました。それはそれで楽しいけれど、今まで以上に家族との時間が大切になったので、この先もこういう働き方は厳しいなと感じて。それで、キャリアプランについて考え直しました。
澁市 ワークライフバランスの比率が変わっていったんですね。
谷口 感じましたね。あとは、仕事をしていく中で、広告やデザインって、業界として閉じた世界だな、というのを感じることもありました。少し語弊があるかもですが、ざっくり言うと「業界的にイケてるものが評価されやすい」というか。個人的に、それって本当に実際のサービスの成長や事業のイノベーションにつながっているのかな、と感じることもあって。
澁市 ああ、そんなイメージあるかも。まずは、どれくらい“バズった”?とか。
谷口 ですね(笑)。自分の中で「それでいいのかな?」という気持ちも出てきたりして。少しずつ、広告やデザインから視野を広げて、より事業の成長に直接貢献できる仕事であるマーケティングの分野で働きたいと思うようになりました。
澁市 仕事を続けていくうちに、考えが変わっていったんですね。
谷口 はい。ちょうど、そのとき自分がコンフォートゾーンにいる感じもしていて。あまり力を入れなくても仕事ができるようになっていたので、その意味でも、新しいことに挑戦してみたいなという気持ちがありました。広告もマーケティングで使えるスキルなので、「何とかなるかな(笑)」という感じでマーケティングに携わり始めました。
澁市 (笑)いいですね、上倉さんも、谷口さんも、なんとかなるかな、という、前向きさが。前野先生(慶應義塾大学大学院教授)が提唱されている「幸せの4つの因子」が、自然と。(笑)
▼つづきます。
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