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長年楽天経済圏に対して苦汁を舐めてきたヤフーがLineと組みZ Holgingsとして作り上げるPayPay経済圏とスーパーアプリが楽天経済圏を超え日本最大の経済圏となる可能性。

2019年11月、ちょうど各テック企業が札束で殴り合いながらQR決済のシェア争いを行っていた最中、ソフトバンク傘下のヤフーと韓国のNaver傘下のLineが経営統合という衝撃的なリリースが発表され、2021年3月に正式に新生Z holdingsが生まれました。
それはZ Holdingsが日本におけるQRコード決済の覇者であることを決定づけるだけでなく、その後のZ holdingsが発表した経営方針から、Z holdingsが将来的に日本最大の経済圏を持つテック企業となろうとしているのが読み取れる、日本のテック業界の転換点となるものでした。
そんなZ holdingsのFY21通期決算が4/28にあります。ちょうど良いタイミングだと思い今回はZ holdingsをピックアップしました。

この記事では、最初に日本のテック企業の簡単な歴史を楽天とヤフーの関係を中心に解説します。
その次に、世界で起こっているテック企業の大きなトレンドの変化について触れ、ヤフー、Z holdingsが世界のテック企業のトレンドの波に上手く乗り、今何をしようとしているのか解説します。
そしてなぜZ holdingsが日本においてテック企業の王者として君臨する未来となる可能性が高いと考えているのか説明します。

楽天市場を中心とした楽天経済圏が圧倒的だった日本テック業界

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1.Tinder、Pairsなどを傘下に持つ世界のマッチングアプリ覇者Match Group
2.インド、インドネシアへの投資が爆益を生み出しつつあるBEENOS
3.木村会長の復帰、インドへの投資で爆発的な成長可能性を秘めたGunosy
4.楽天経済圏を超え日本最大の経済圏を作り出し得るZ Holdings

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