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海でサメに遭遇した時の対処法 サーフィンとダイビング

ご購読有難うございます。

先日、世界的な報道でサーフィン界に衝撃が走りました。

オーストラリアで60歳のオーストラリア人の男性サーファーがシャークアタックにより命を落とされました。

オーストラリアはここ近年シャークアタックによるサーファーへの被害が後を絶ちません。

実際に5年前まで私もオーストラリアに滞在していた頃、シャークアタックの被害が沢山ありました。

本当に悲しい事故で、サーフィンをやる事への恐怖心も湧いて来ます。

しかし、私はダイビングの仕事で大きなサメをお客さんに見せる仕事もしていました。

恐ろしい一面がある反面、ダイビング業界ではサメを見る事が一番の喜びでもあります。

そこで今回、サーフィンもダイビングも両方をやっている私なりのサメの知識とサメへの対処法について書かさせていただきます。

危険なサメランキングTOP3

第3位

オオメジロザメ

このサメは私が実際にダイビングツアーでお客様に見せていたサメでオオメジロザメ、英語名ではブルシャークと言います。

オオジロザメは海だけではなく淡水の河川でも唯一生息が可能な種で河川での被害例もあります。

日本近海での目撃情報や被害報告もあるので気をつけていただきたい。

しかし、レジャーダイビングの際には前もって餌を与えているので、ダイバーのことは襲わないとされています。

私がいたカンクンではまだ被害に遭ったことはないとのこと。

第2位

イタチザメ

中南米でよく出没するこのイタチザメ、体の表面の柄が虎のような模様をしているため英語名でタイガーシャークと言われています。

イタチザメは鋭い歯と強靭な顎を持っていてとても危険です。

イタチザメはとても好奇心旺盛なサメで何でも試しがみをしてしまうサメとして有名です。

ある報告ではイタチザメの胃の中を調べて見た所、大量のゴミが出て来たそうです。

このことから、イタチザメは

『海のゴミ箱』

と言われているそうです。

私は個人的にダイビング中で遭遇したいランキング1位のサメです!

第1位

ホオジロザメ

ホオジロザメは明らかに他のサメと比べると身体が大きく、体長4m〜6m程もあり体重は1トンもあります。

巨体ながら運動能力も高く海の中からジャンプをして来ます。

学習能力も高く、過去の狩りの経験の中からより良い方法を学んでいくと言われております。

基本的に、獲物と間違えて人間を襲撃していると言われています。

特に水面で動いているサーファーを捕食相手のカメと間違えて襲う事があるそうです。

今回の事故はこのホオジロザメによるものでした。

本当にダントツで一番危ないサメです。

ダイビングでのサメへの注意ポイント

サメは、危険生物とも思われていますが、ダイビング中に危ないことにはつながらないのが一般的です。

ダイビング中、人はフィンと呼ばれる足ヒレを付けています。

 その分、人の身体は海の生物からすると非常に大きい生き物という認識が持たれています。 

そのため、ダイビング中の人は海の生物から見ると、かなり巨大な生物としてエサという認識を受けることがほとんどないです。

海の生物からすると、人は巨大で見知らぬ生物として警戒をされます。 

襲われる危険性がないことからも、逆にサメとの遭遇は貴重でとてもラッキーです。

海に潜っている時にばったり会ったからといって、びっくりして慌てる必要はないことを覚えておきましょう。

近寄らない方がいい時

①自分の身体に傷などがあったりして、出血している

②サメが狩りをしているとき

この二つの条件のときはサメに近づかないようにしましょう。

サーフィン時に遭遇した時の対処法

1.無闇に刺激せずその場を離れる

2.慌てず、水しぶきをたてない

3.複数人いるのであれば、海中で大声を出す

4.鼻や目など急所を攻撃する

まず、落ち着いて1、2の行動をし、標的になってしまっている時は3、4の行動に出ましょう。

遭遇しない為に

1.肌の露出、光る金属、コントラストの強いウェットやボードを避ける。

2.早朝や夕方に1人で海に入らない。サメがお腹を減らす時間帯です。

3.流血したら海から上がろう。サメは1キロ離れた血の匂いに反応します。

4.魚の血の匂い、釣り針の餌にも寄ってきます。

5.海中で排泄物を出さない。

6.サメが出没しやすいと言われる海には入らない。

7.サーフボード上でバタつかない。

この7つのことに注意してサーフィンにいきましょう。

特に波が良いからと言って、サメの目撃情報がある海には絶対に入らないようにしましょう。

いかがでしたでしょうか?

私はまだサーフィン中にはサメには遭遇した事がないですがワニには遭遇した事があります。

海では多くの危険と隣わせですが、それが自然と共に生きる事だと思います。

海に敬意を払い、サメに遭遇しないよう皆さん気をつけてください。

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