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文房具紹介

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uchida no.848-5000

uchida no.848-5000

内田洋行のドローイングホルダーの紹介

製図用芯ホルダーの中では収集家の中でもかなりメジャーな存在であり、性能の評価も高い芯ホルダーとなっている。

外装から内部機構まで全てが金属製となっており、ブラックの部分も一見樹脂に見えるがしっかりと真鍮製。
またグリップと軸はアルミ製で軽量なホルダーに完成されている。

グリップは格子にスミ入れであり、程よいグリップ力と滑りにくさが実現されている。

2m

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Newman 製図用蝕刻

Newman 製図用蝕刻

お久しぶりです。
お久しぶりすぎてちょっと申し訳ないですね、私の記事に需要があるのかは分かりませんが久々にやる気が出たので綴っていきます。

更新できていない間も皆さんのフォローやスキが励みになっています。ありがとうございます!

ということで今回は昭和を代表する文房具メーカーの一つ、ニューマンの製図用2000円モデル(以下製図用蝕刻)について紹介していきます。

短い記事になると思いますが最後ま

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IJ instruments PG5 type pencil

IJ instruments PG5 type pencil

金属製だよ!
かっこいいよ!

イギリスで活動している工房である「IJ instruments」が制作していたPG5。
アルミ・ステンレス・真鍮・チタンなどから削り出し様々な金属製筆記具を販売している。

様々な製品の中でも「PG5 type pencil」とP205をベースとした「number9」が日本で人気を博しているようだ。

自分の購入したモデルは真鍮製であり、いくつかあるグリップ形状の中

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SMASH BP

SMASH BP

久々の更新となる。
ぺんてるの不朽の名作であるスマッシュのボールペンについて綴っていく。

・デザイン

全体的なデザインはシャープペンのモデルと大差は無く、ペン先が切り取られガイドパイプがない部分で見分けがつく。

カラーは4色展開であり、

・ブラック
・ウォームグレー
・ウォームグレーグリーン
・グレーブルー

が存在する。
(写真の2本はブラックとグレーブルー)

グリップのF3は健在であ

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pwp15 ダブルクリック

pwp15 ダブルクリック

念願のシャープペンシル、pwp15を入手したのでスペックや使用感について綴っていく。

・pwp15について

ぺんてるが発売していたダブルノックシャーペンである。
ぺんてるではダブルノック機構をダブルプッシュ又はダブルクリックと呼んでおり、型番のwpはダブルプッシュの略となっている。

定価は1200円。80年代のバブル真っ只中に生産されていた高品質な製図用シャープだ。
現代の物価だと確実に12

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rapid graph 初期型

rapid graph 初期型

数本入手したので軽く綴っていく。

ラピッドグラフについて

ラピッドグラフの初期型。
俗に言う製図ペン(製図用万年筆)である。

かの有名なティンテンクリの後継機として発売された製図ペンである。

ティンテンクリについては仮称氏の記事がわかりやすいのでこちらをご参照⬇️

現行品の小豆色のモデルとは全く違う外見をしていて、まさに仏壇カラーの万年筆のようだ。

このモデルは海外の資料によると発売は

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PG2003

PG2003

最近はnoteのモチベが続いてる。
という訳で今回はぺんてるの名作・PG2003を
紹介していこうと思う。

最後までよろしくお願いします。

1・2003について

PG2003はグラフの最高モデルとして1977年
に定価2000円で発売された。兄弟の1505は
76年、1804は79年発売となっている。

2003という数字は定価2000円+0.3mm。
グラフペンシルの上位モデルであり、グラ

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M701/MR比較

M701/MR比較

ネタが尽きて倒れてました。
リクエストありがとうございます。
今回はミューとミューレクスの比較について。

最後までよろしくお願いします。

1・ミューシリーズについて

パイロットが展開していたペン先一体型万年筆、ミューシリーズの元祖、M701・通称ミューは1971年に発売された廉価帯万年筆だ。

当時市場を席巻していたクラシックなデザインのエリートと対照的に、先進的なデザインをしている。

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