みらい奥様ストーリー①
埼玉の取引先の挨拶周りと営業を兼ねて、出張を命じられた俺、大橋猛は営業時間内だというのに、会社から与えられたビジネスホテルのベッドに寝転んでスマホをいじっていた。
「ドタキャンとかないわ……」
アポイントメントを取っていた会社で当日コロナウィルス感染者が出たとかで、キャンセルになってしまったのだ。
「ま、仕事は明日やればいいよな」
ベッドから起き上がり、デスクに置いてあったノートPCを開いた。
業務日報を記入するアプリを立ち上げ、今日の予定を適当に書き上げた。
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