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あこ奥様ストーリー③

普段はもどかしいホテルまでの道のりも、あこさんと話しているとあっという間に過ぎてしまった。
 これだからあこさんを指名する時にはいつも時間が足りなくなってしまう。
 前回は90分で申し込んだのだが、気付いたらかなり時間が差し迫ってしまい、最後は少しバタバタしてしまった。
 そのことを踏まえて、今回は30分伸ばして120分で頼んである。
 これだけ時間があれば、多少余裕を見て楽しむことが出来るはずだ。
 予約したホテルの一室に入れば、もう邪魔者は入らない。
 俺は荷物を置くあこさんを、背後から抱き締めた。
 あこさんは一瞬驚いたようだったが、すぐに笑みを浮かべてくれる。
「ふふっ、くすぐったいですよぅ」
 軽く彼女の胸を手で弄ってみると、あこさんはそう言って体を捩る。
 そんな戯れが非常に可愛らしく、ますます心を躍らせた私は、彼女の唇に口を重ねた。

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