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南欧の墓地を調べるクラシック作曲家のお仕事
こんにちは。
葬送のオルケスタ「墓の魚 PEZ DE TUMBA」
の作曲家です♪
![](https://assets.st-note.com/img/1706021652430-dJaIj5IpoJ.jpg?width=800)
現在、私は
複数の「墓の魚」作品の動画を
同時に作成しているのですが、
本日、使用しているパソコンが
容量一杯になってしまい、
USBを買わないと
続きが出来ない状態になってしまいました(汗)
まぁ、という訳で、
焦っても仕方ないので、
USBが届くまで
ブログでも書こうと思います(笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1706021851968-xmd1ffj5Ww.jpg?width=800)
制作中の複数の動画とは何か?
というと、
南米の淡水巻貝である
スクミリンゴ貝(Pomacea canaliculata)
の亡骸について歌った
自作詩
「ポマセア・カナリクラータの臓物」
に関する朗読動画。
![](https://assets.st-note.com/img/1706010763838-VCFuBL40L1.jpg?width=800)
そして、
リュート伴奏で歌われる
フランスの墓守の歌曲
「モンパルナスの墓守」
(Croque-mort de Cimetière du Montparnasse)
という怪しげな声楽曲の動画
などを制作しています
(他にも[死の舞踏 第三楽章]の動画も・・)
![](https://assets.st-note.com/img/1711355316390-fP1dLofxPm.jpg?width=800)
「モンパルナスの墓守」という歌曲は、
墓守が、
この世の不条理による絶望と、
解決できない
生きる故の哀しみを嘆いていると、
突然、一人の死者が起き上がり、
「それでもこの世は
肉達が無駄に足掻き、
神の祝福を知る為に
高挙を目指し、踊り続けねばならない・・」
と歌いはじめる・・という作品です。
![](https://assets.st-note.com/img/1706011283884-bS9oRwjp7S.jpg?width=800)
繊細で、乾いた骨の様な音を特徴とする
リュートという楽器の伴奏だからこその
渋いこだわりを持った歌曲を
フランス風のお洒落な雰囲気のイラストで
お送りする予定です。
![](https://assets.st-note.com/img/1706011298252-a8rXK21wm0.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1706014144979-n0NkwuasIc.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1706018198530-Kb6CHnrYbk.jpg)
さて、
この二日間程、この動画の為に
北イタリアのベルガモのある区画に、
100年ほど前まで残っていた墓地の記録
(墓地は現存してない)など改めて調べてました
![](https://assets.st-note.com/img/1706066821206-PsE5oO1l0x.jpg?width=800)
このベルガモのヴァルテッセ市に存在した
墓地は、1942年頃に取り壊され、
小麦畑にされました。
しかし、この墓地は
建築家サンドロ・アンジェリーニのスケッチや
詩人ヴィットリオ・ポーリの詩など、
色々参考になる資料が現存していて
本当に面白いのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1706066748761-7o0OquYMjV.jpg?width=800)
ベルガモの町は有名ですが、
本当はどんな無名の土地にも歴史はあって、
その多くは記録にも残らずに
消えていってしまうのでしょうね。
![](https://assets.st-note.com/img/1706068885602-JQE4p6XrUY.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1706069251445-IBlqn98gux.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1706014852216-PEAMXnf1Ak.jpg?width=800)
時々、話題になる
クラシック音楽の定義・・・
それは、私はよくわかりませんが、
私にとってクラシック音楽とは、
この様な南欧の文化に触れあい、
それを制作し、
その感覚の中で生きる事です。
![](https://assets.st-note.com/img/1706014412419-fovqmhTph5.jpg?width=800)
なので、それは
歌とか演奏に限らず、
絵であり、詩であり、信仰であり、
言語学であり、民俗学でもある筈なのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1706014690034-6MVFU2IERi.jpg?width=800)
さらに私の場合、
そこに自分の作品のテーマである
南欧(や南米)の
[海洋生物と漁師の世界]が加わり、
ウニ飼育や、熱帯植物への追求も
音楽活動とリンクしていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1706014972281-TlRc8g8LLA.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1706015010851-3L1BqN3h3F.jpg?width=800)
「貝殻という死骸・・
命の悲惨・・
巨大なアナナス・・
死者の記憶との邂逅・・
神々の楽園・・」
![](https://assets.st-note.com/img/1706015036299-Fxkz6fT2z7.jpg?width=800)
私の作品の根底には、
[凍える者]だけが持つ
[熱帯(楽園)への憧れ]があり、
その想いを、これからも
表現していきたいと思っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1706015083263-RWNnUJtyiN.jpg?width=800)
という訳で、
本日は私の「墓の魚」の中での仕事や
暮らしの写真などのご紹介でした♪
これからも
葬送のオルケスタ
「墓の魚 PEZ DE TUMBA」を
よろしくお願いいたします~。
【1000視聴突破ありがとうございます♪】
「墓の魚」のラテン詩と、
メメントモリ曲の融合した
第一弾・配信コンサート
「死んだ珪藻とマキシロポーダのミサ」
こちらで公開中です↓↓↓
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