9/27週の気になるニュース
今週は4本です。
→政治家が病院・医師会の領域に踏み込むのは大変だと聞きますが、飲食店や百貨店などに強い自粛要請を出すのであれば、病院にも病床数拡大を法的根拠に基づいて要請してほしいです。そういえば東京都は病床数拡大に応じない病院名を公表するとありましたが、あれは法律の範囲内で可能なのでしょうか、また実際に運用してみて効果はあったのか気になるところです。
NTTからの接待について、平井卓也デジタル相は大臣規範に触れる行為ではないと主張する。だが、規範の条文は書きぶりが曖昧で、抵触するかどうかの判断も大臣ら当事者が行うため、その抜け穴ぶりが改めて浮き彫りとなった。
→大臣規範に抵触するかどうかを大臣の裁量で決めていいのであれば規範に抵触しないと言うに決まっていますし、国家公務員倫理規程も含めて罰則も規定されていないのでごまかせてしまう規範にあまり意味がないと思います。
→福祉などの支援はどれだけきめ細かいサービスを利用者に対して提供できるかが大事だと思っているのでその点では行政には向いておらず、民間が担えるサービスを民間が担っている状況は健全だと考えられる一方で、指摘されている通り緊急時に行政が委託している民間企業にどれだけ介入したり、責任を肩代わりできるのかは重要な問題だと考えます。日本では一定程度、行政が業務委託や指定管理の名の下で行政が行うべき業務を民間に投げる体質なっていますが、自身もそうした仕事をしている立場から考えると民間が業務を適切に履行しているかどうかは、行政との関係性が強くなればなるほど丸投げになる印象があるので緊急時になってそれまでどのような業務を遂行してきたかのデータを持っていない行政が主導権を握って対応できないということでもありそうです。(つまり、行政が責任を「取らない」のではなく「取れない」ような構造になっている)
また、記事後半で述べられている行政の業務を肩代わりする民間事業者が増えることでマクロで見た時に被支援者への現金給付は疎かになっているという指摘は全く気づかなかったのでこれから勉強していきたい視点です。
→色々と過去に問題を犯した方もいらっしゃいますが写真だけ見ると菅政権よりも若返った感があって好印象なのではないでしょうか。
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