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偶然を必然にしたくなる

こんにちは、ペルソナの金子です。
2022年最後の”金曜どうでしょう”です。

今年1年、いろいろな方の転職サポートをしてきました。
意思決定の仕方は人それぞれ。迷う方もいれば、すんなりと決める方もいました。

転職活動は選択の連続だ

”人生は選択の連続だ”とはよく言ったものですが、転職活動もまさしくです。

「そもそも転職するかどうか」
「どんな自分になりたいのか、転職で何を叶えたいのか」
「応募先をどこにするのか」
「職務経歴書で何をPRするのか」
「面接で何を話すのか、質問するのか」
「転職先決定において譲れないことは何か」
「退職の申し出をいつ、どのように伝えるか」

何らかしらのきっかけがあり、転職を考えるようになり、
「こういうことを叶えたいから」という理由があって、転職活動をスタートします。経験したことがある方ならば、選択の連続で頭がオーバーヒートした記憶があるのではないでしょうか。

転職の”きっかけ”と”理由”は違います。

例えば、
”業績悪化により賞与がカットされ、年収がダウンした”
これが転職のきっかけだとします。

給与の源泉は利益です。その利益を連続的に生み出せていないことが賞与カットの理由です。コロナ禍が原因なのか、社会・社外環境が変わっても変化に適応できない組織が原因なのか。

もし、既存事業から脱却しようとする従業員の意見を聞かない経営陣が問題なのであれば、転職の理由は「時代の変化や社会的ニーズに応え持続的成長をする企業で、自分の知見を活かしたい、貢献していきたい」となるでしょう。

年収ダウンという表面的な”負”を解消する転職にするのか
年収ダウンの背景にある潜在的な”負”を解消する転職にするのか

転職の”きっかけ”と”理由”を理解しているかどうかによって変わります。

自分の選択を正当化する気持ち

自分の選択は正しいと思いたい
失敗したくない、失敗したと思いたくない
ベストな選択だと思いたい

その企業との出会いは偶然かもしれない
けれども、必然だったと思えるような出会いをしたい

ダイレクトマーケティングの第一人者、ダン・ケネディ著の日本語訳『究極のセールスレター』にはこうあります。

「何のビジネスであれ、どんな見込客や顧客であれ、買うのは感情、それから、自分の選択を理屈で正当化する」

自分の選択を正当化する気持ちは誰しもが持っています。

転職先を決める優先順位は決まっていますか。
これが結構曖昧なことが少なくありません。

譲れない項目、妥協できる項目に分類してみましょう。
提示年収、働き方、キャリアパス、社風、事業の成長性、安定性、福利厚生などの項目ごとに点数をつけてみます。

合計点数が一番高い企業名を見て、「ここに決める」と思えたのか思えなかったのか。感情は正直です。

思えたのであれば意思決定の後押し、理屈で正当化できるのでしょう。
思えなかったときは、「思えなかった」というのが答えです。

成功か失敗かを決めるのは自分自身です。
キャリアアップの定義も人それぞれ。
年収アップ、役職が高くなるとキャリアップなのでしょうか。
自分にとっての正解は何ですか。

企業との出会いは偶然かもしれない。
けれども偶然を重ねていくと、こうなるはずだったんだ、必然なんだと思えるようになっていくのではないでしょうか。

2023年はもう間もなくやってきます。
どんな一年でしたか。どんな一年にしたいですか。

今年スタートした”金曜どうでしょう”は今回で65本目の記事となりました。
偶然記事を読んだ方も、そうでない方もありがとうございました。
PVやスキがとても励みになっています。

来年も毎週金曜にお会いできたら幸いです。
※2023年は1月13日が初更新の予定です

ペルソナ 金子

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