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面接が苦手な人に伝えたい3つのこと

こんにちは。ペルソナの金子です。

「面接」は得意ですか?苦手ですか?
と質問されたら99%の方が、苦手と答えるのではないでしょうか。

面接を受けること・転職活動をすることは人生で数多くはありません。

そして一度経験した方なら分かると思いますが、精神力・労力をかなり使います。

面接は誰しもが緊張します。少しでも有利に進められるノウハウがあれば知りたいですよね。

そこで今回は「面接を受ける側」の視点に立って、”面接が苦手な人に伝えたい3つのこと”をお伝えします。

キャリアコンサルタントとして年間約200名、のべ約2000名の方の転職活動をサポートをしている者として、これまでの経験をもとに、ぎゅっと凝縮して3つにまとめてご紹介します。

1.自己紹介は300~400文字で!(50~60秒)

面接がスタートすると、まずはアイスブレイクがあり、面接官から「自己紹介お願いします」と言われることがあります。

しかしながら、実をいうと、あまり内容は気にしていない面接官は多いです。

ではなぜ自己紹介をお願いするかというと、
語調、スピード、話の長さ、目線の合わせ方など、話し方から感じ取れるコミュニケーション力を見るためです。

自己紹介が端的で分かりやすい方は、普段から仕事の進め方もスマートで、いわゆる「仕事ができる」という印象を持たれます。

ですので、経歴や経験については、おおよそのことは履歴書、職務経歴書に書いてあるので、入口として自己紹介をお願いすることが多いです。

全部を伝えようと自己紹介が5~10分くらいになる方もいますが、面接官側からすると一方的に話を聞くのはとても疲れます。
目線を合わせて、話を集中して聞いていられるのは3分くらいが限度ではないでしょうか。

実際、クライアント企業の面接官から「話が長かった」「なんとなく違うと思った」という面接後のフィードバックがある場合、自己紹介に起因していることがあります。

では、具体的にどうすればよいのでしょうか。

職務経歴書の冒頭で「職務要約」を記載していることがほとんどです。
そこに肉付けするぐらいの分量でちょうどよいです。

文字数でいうと300~400文字。話すと50~60秒

「文字数 時間 計算」とネットで検索してみると、自動計算できるサイトが出てきますので試してみてください。

また、自己紹介は面接の最初に話すことが多く、第一印象を決められやすい要素ですので、「口に出して練習する」ことをおすすめします。

頭の中で話すことをイメージしているのと、実際に話すのとでは違います。
試しに、自己紹介を口に出してみてください。
分かっているつもりでも、できないことに気づくと思います。

自己紹介を端的に話したほうがよい理由は他にもあります。

それは、全部を話されると、面接官が質問することがなくなるからです。

面接官の心理としては、一度話したかもしれないことを再度質問すると、「さっき話したのに。と思われるかも…。」と思い、質問しにくいものです。

そうすると質問することがなくなり、なんとなく盛り上がらない面接となります。

自己紹介で、何ができるのか(過去の経験)・転職理由(現在)・今後何をしていきたいのか(未来)、すべてを話されると、もう聞くことがありません。

自己紹介は、映画やドラマの予告、本のあらすじのようなものだと思ってください。
匂わせ、隙があるくらいでちょうどよいのです。
「これってどうなんだろう?」と興味を惹くくらいがベストです。

また、質問と回答を繰り返すことで双方の認識のすり合わせができ、入社後のミスマッチを防ぐことにもなります。

ですので、自己紹介は短く!が鉄則です。

2.説明よりも質問しよう、困ったときの”D”

さて、面接前にどんな準備をしていますか?

退職理由、志望動機、経験についてどう「説明」するかの準備をしていませんか?

それはもちろん大切なことですが、意外と抜けているのが「質問」の準備です。

野球であれば、ピッチャー(投手)とバッター(打者)に例えることができます。

ピッチャーは、ストレート、カーブ、スライダーなどの球種を、どこに投げるのか、意思をもっています。

一方、バッターは、おおよその予想はするもののどんな球種がどこにくるのかは分かりません。
きた球に瞬時に対応しなくてはいけません。

そうです、主導権は、ピッチャーにあります。

サッカーでも、バレーでも、他のスポーツでも同じです。

送り手と受け手 のどちらになるのか。
送り手側になることで、主導権を握ることができます。

面接は、応募者と企業側、双方がイーブンで理解を深める場です。
どちらも選び・選ばれる側です。

相手が知りたいことしか質問されず、回答・説明してばかりですと自分の知りたいことの情報収集の時間が足りません。

自分が知りたいことを質問しほうが、
のちのち「こんなこと知らなかった、聞いてなかった」ということを避けられます。

誰しもが面接に合格して内定をいただくことがゴールではないはずです。
入社した後に活躍するためにも、質問して情報を得ておくことが大切です。

では、どんな質問を準備すればよいのでしょうか。

おすすめは「D」がつく質問です。

D どうして(理由)

D だれが・どなたが(人)

D どのように(やり方)

D どれぐらい(量・時間)

「なぜですか」「何がですか」と質問するよりも「D」がつく質問の仕方のほうが柔らかい印象を与えることができます。

そのほかにも有名なのがオープンクエスチョンとクローズドクエスチョンという質問法です。

■オープンクエスチョン(拡大質問)
回答者の回答範囲に制限を持たせず、自由に答えてもらうために行う質問のこと。
具体的な答えを求める質問。

■クローズドクエスチョン(限定質問)
Yes・NoやA・Bなどの2択で回答できる質問

緊張すると「なぜですか」「〇〇だと思うのですが、認識はあってますでしょうか」と、つい回答が限定的になる質問をしがちですが、面接官からすると詰問されているように感じてしまいます。

ただ、オープンクエスチョンばかりだと、相手が考えて回答するため心理的負担が高くなります。

クローズド → オープン のながれで質問すると自然です。

ただ、大前提として面接は緊張します。

細かいことは覚えていられません。

ですので、困ったときは「D」のつく質問をしよう。

これだけ覚えてきましょう。

例えば、

・入社後、まずは「ど」のような業務に携わるのでしょうか

・残業時間は多いですか → 残業時間は「ど」れぐらいですか
※閑散期、繁忙期は、皆さん何時くらいに帰っていますか?のほうが回答を得やすいかもしれません

・部門としての課題は何ですか → 「ど」のようなことを課題だとお考えですか
→課題に対して、自分がどうやって貢献できるのかをPRしたい、そのために、課題を引きだすための質問

繰り返します、困ったときの「D」です。

3.面接官も同じ人である

最後に。

「面接官」も同じ人です。

面接官が見極められないこともあると思うと気持ちが楽になります。

たとえば、営業畑出身の面接官が、IT職種・管理部門職種の応募者に対して、営業のようにハキハキ明るい人を求め過ぎるケースがあります。

仕事・実務ができること=面接がうまい(ハキハキ)は違います。

職種による傾向があるのですが、それを理解せずに面接の評価が、
現場は〇、最終面接官が× ということがあります。

また、最近はWEB面接が増えてきました。

1次、2次はWEBで、最終面接だけ対面、ということもあります。

WEB面接は、PCの画面上や、周囲にメモや資料を準備できるので、対面と比較すると画面越しのため、緊張はいくぶん少なくなります。

そのほか、対面の面接の場合は、マスクをしているため、表情や反応が分かりにくい、ということもあるでしょう。

面接でうまく話せることと、実務ができることは違います。
もちろん、基準の一つではありますが全てではありません。

面接でお見送り、内定が出なかったとしても、
それは「ご縁がなかった」その一言に尽きます。

いろんな事情がありますが、社外に伝えられない情報もあり、納得感のない理由でお見送りになることもあるかもしれません。

自分の経歴・経験が否定されたということでは決してなく、
シンプルにこの会社とは、いまは「ご縁がなかったんだな」と忘れましょう。

転職活動は、本当に疲れます。

ご縁がなかったことに引きずられると、その不安が表情や言動に出てしまい負のループです。
時には忘れることも必要です。

夏の賞与後の転職をにらんで、6〜7月は中途採用の繁忙期と言われています。

転職活動中の方も、これから可能性のある方も、
「面接の3原則」として頭に片隅に置いていただければ幸いです。

大切なことは何度でも。

自己紹介は300~400文字で!(50~60秒)
説明よりも質問しよう、困ったときのD
面接官も同じ人である

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