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全部がつながって「転職」が「天職」になった話

ペルソナの小林と申します。入社して、早くも4か月が経ちました。
noteは初めての挑戦です。今回は自己紹介をさせていただきます。

私の世代は、就職氷河期と呼ばれ、いまの売手市場からは想像もつかないほど、希望の仕事に就くのは困難な時代でした。そんなところからスタートした、苦難の歴史をご紹介します。

転職エージェントとの出会い


転職のタイミングでは、必ずと言っていいほど、転職エージェントにお世話になっていました。1社目のメーカーに就職した時は、まだ人材紹介業はそこまで一般的ではなかったのですが、何かがきっかけで紹介会社にたどり着き、若い女性の担当者が、私の希望などを聞いてくれて、営業事務の仕事を紹介してくれました。

その時、親身に対応してくれたのが記憶に残り、こういう仕事もあるんだな、と何となく記憶の片隅にインプットされました。これが「人材紹介」との出会いでした。

もがきながらもキャリアの軸を考えた


その後もリーマンショックや東日本大震災など、転機には不況がついてまわりましたが、30代目前で、仕事の軸を決めよう、と決心しました。状況的に仕事を選ぶということは難しかったものの、ただ「できる仕事」を選ぶのは、5年後や10年後を見据えた時に、どこにも到達できない気がしました。

不況の時は手に職を付けたい、と思う人が多いので、専門学校が流行ると後で聞きましたが、ご多分に漏れず、当時の私もまず資格をとることが浮かびました。元々興味のあった会計と英語を合わせて、何かできないかと調べたところ、USCPA(米国公認会計士)という資格を知り、専門学校で勉強をすることにしました。

勉強時間を作るため、大手外資系税理士法人で募集していた派遣社員となりました。初めて税理士法人の業界に入ったので、緊張と期待をしながらも沢山勉強させてもらおう、という気持ちで臨みました。

そこでは、私の知らない世界が広がっていました。
期限がある仕事なので、ここまでをいつまでに絶対終わらせる、という強い使命感の元、手を動かす人、レビューする人、最終確認する人、と役割分担があり、協力しながらもミスを絶対しないよう、相互に補完しあっていました。

最終的にお客様が滞りなく、月末や四半期、年度末を迎えられるよう、残業になっても責任を果たすために任務をやり抜く姿はとても素敵に映り、私もその一翼を担えたことを嬉しく感じました。このような仕事をしてくれている人がいるから、企業は存続できているんだということを実感した経験でした。

天職との出会い


税理士法人に入って1年を過ぎたころ、リーマンショックが起きました。顧問先企業がまず影響を受けはじめ、徐々に会計業界にも不況の波が押し寄せました。派遣社員は全員更新がなくなってしまったので、試験を受けるのに多額のお金が必要なUSCPA受験は断念し、また次の仕事の選択を迫られることになりました。

数少ない選択肢の中で、英会話スクール運営のスタッフを経て、やっぱり会計の仕事をしたい、という想いが強くなり始めました。会計や経理で企業を支える縁の下の力持ちのような存在になりたい、と思っていたので、会計職種を専門に扱う求人サイトをみつけ、人材紹介もやっていることを発見し、登録をしました。これが前職との出会いでした。

面談を担当してくれたエージェントの方がとても親身になって話を聞いてくれ、いくつか経理の求人を紹介してくれましたが、私にとってはどの求人もハードルが高いものでした。その担当者は面談の最後に、こう言いました。

「前職でカウンセラーを経験し、せっかく会計の勉強もされてきたなら、うちで両方の経験を活かせる人材紹介の仕事をやってみませんか」

これまで転職のたびにお世話になっていたエージェント。まさか自分がその立場になるとは思っていませんでしたが、図らずも転職の経験は沢山持っていました。

これが、人材業に飛び込んだ瞬間でした。
やってみるとわからないことばかりで、最初は大変でしたが、毎日のように客先を回り、求職者と面談し、仕事を覚えていきました。うまくいかないこともたくさんありましたが、すべてが自分の糧になりました。

チームメンバーも徐々に増えていき、マネジメントも経験しました。チームで一つのことを成し遂げることや、お客様からも求職者の方からも感謝されることに、大きな達成感を感じていきました。

人材紹介の素晴らしさは、関わったすべての人が幸せになれることです。

企業は良い人が入ってくれることで業績を上げ、個人はスキルアップのチャンスを得られる。私たちエージェントは双方から感謝の言葉をいただける、こんな素敵な仕事が他にあるだろうかと。
それに、自分がこれまで苦しんで乗り越えてきた転職活動そのものの経験が、すべて活かせる仕事でもありました。

正しく、「転職」が「天職」に変わった気がしていました。

次のステージへ


入社後数年で管理職という立場となり、社内での役割や、会社自体も経営陣が変わるなど変化していきました。10年近く勤務しましたが、最後は人材紹介の仕事ができなくなってしまったことから、悩みましたがもう卒業の時期かもしれないと判断し、離職を決意しました。

結婚というライフイベントがあったので、少し休憩と自己研鑽期間をとっていましたが、人材紹介の仕事のことは、頭から離れませんでした。企業も人も幸せにできる、仲人のような存在。同じ方向を向いている人と会話することで、一人では気づけないことを学べたり、一人より何倍も大きな仕事ができるとわかっていました。

人材紹介の仕事をする中で、もどかしく感じることがあったのは、企業の思いと個人の思いがすれ違い、人が定着しない環境や気持ちよく働いていない人を見ることでした。

できれば人を紹介することだけでなく、企業と個人の思いをつなぐことまで考えたい、と思っており、自分の考えと似ている会社がもしあれば、ジョインさせてもらえないだろうか、という気持ちが強くなっていました。そして転職活動を開始して間もなく、ペルソナと出会うことになりました。

ペルソナでは完全リモートワークで全国各地で働く仲間がおり、いちばん最初に声をかけたいエージェントになる、という共通のビジョンをもちながら、メンバー同士協力して仕事をしています。法人の状況や求めるポジションのニーズ、入った方が将来どのように活躍する道があるのか、丁寧にヒアリングします。まず人を受け入れる環境を理解し、周りのどんなサポートがあるのか、コンサルタント自身が理解を深めるところから始まります。

その情報をベースに候補者のサーチを行い、その方の能力・経験や求める条件に加え、今後どのようなキャリアを積みたいのか、自己実現の軸はどんなものなのか、それが企業のスタンスと合っているかを丁寧にヒアリングすることで、より良いマッチングを目指しています。

自分の転職や仕事選び、勉強などあらゆる経験が、一つも無駄にならないエージェントの仕事に出会えたことに、心から感謝しています。

私が体験したような、素晴らしい出会いを一つでも多くアレンジしたく、今日も奮闘中です。転職をお考えの方、採用にお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひペルソナにご相談ください。いつでもお待ちしています。

ペルソナ株式会社 小林

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