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キャリアを継続するために|Diversity, Inclusion & Equality(DI&E)|PERSOL(パーソル)

出産・育児と並行し、キャリアについて考える機会を提供する

出産など、ライフスタイルが変化するタイミングは、キャリアに対する不安が生じやすいものです。パーソルテクノロジースタッフでは、産育休中~復職後にも社員のキャリア自律を促せるよう、イベントやツールなどさまざまな施策を提供しています。実際に産育休を取得した社員は、どのように施策を活用しているのでしょうか。2022年に2度目の産育休から復職したばかりの本多麻美さんにインタビューを行いました。

by パーソルテクノロジースタッフ

復職への不安が和らぐ「交流会」

入社以来、法人営業部に所属しています。2017年に10カ月、そして2020年に1年半の産育休を取得しました。1度目の時も所属部署や人事から定期的なフォローがあり助かりましたが、2度目のタイミングではキャリアを支援するための施策がさらに豊富になっていると感じました。

たとえば産育休中の社員が集まる「交流会」は、復職までの色々な不安が軽くなる内容だったと思います。前半は、人事トップから会社の現状や方針についての共有がありました。産育休に入る前は、目の前のことに精一杯でなかなか先のことを考える時間がありませんでしたが、休暇に入ってしばらくすると、漠然と「会社の変化から置き去りにされるのではないか」という不安が生まれてきます。だからこそ、このタイミングで会社の動きについて知ることができたことは、非常にありがたかったです。

後半は、産育休中の社員同士や復職経験のある社員との対話が行われました。育児についての情報を共有したり、復職後の両立の仕方について具体的なイメージを持ったりする貴重な機会でした。オンラインでの開催で参加しやすかったですし、拠点や部門を超えた社員同士のつながりも生まれました。

オンラインイベントの様子

世帯経営ノートについて


面白い試みだと思ったのは、「世帯経営ノート」のプレゼントです。世帯経営ノートとはLogista株式会社が開発した『夫婦会議®』のツールで、世帯の“共同経営者”である夫婦がはたらき方や暮らし方について話し合うためのテーマや問いが散りばめられています。

家事、育児、仕事、お金、これらのテーマはとても大切なことですが、妊娠~出産・育児、そして復職と目まぐるしく時が過ぎていく中、夫婦ふたりで話し合う時間を設けることは難しいものです。世帯経営ノートは、夫婦にとって大切なテーマについて考えを整理し、対話するキッカケになるツールだと思います。お互いの考えを記入することで、冷静に向き合うことができますし、「どんな家庭をつくっていくか」といったテーマも、前向きに話すことができます。何より、夫婦で家庭やそれぞれのキャリアの未来について話し合っておくことは、復職後の仕事への向き合い方にも影響を及ぼすはずです。夫も協力的なので、これからもノートを活用していきたいです。

人事から隔月で発信される産育休取得者向けのメルマガも楽しみでした。Web社内報の更新情報、DI&E(※)講演会やe-learningの情報などをピックアップしていただき、とても助かりました。また、上司や同僚とも数カ月に一度コンタクトを取り、所属部門の変化についても聞いていたため、復職に向けた心の準備も少しずつできたと思います。実際に復職にあたっては、部門で使用するシステムが変わったため苦労もありましたが、スムーズでした。

産育休取得者へのフォローは、人事の方の育児経験や社員の声を反映して、どんどんブラッシュアップされています。私が休暇に入った後には、復職後のキャリア自律を目的とした「休職前面談」も実施されるようになったそうです。

休暇中、会社とどんな距離感でつながるのか、バランスは難しいです。あまり会社と密な接点を持ちすぎるとプレッシャーになりかねません。しかし何カ月も音沙汰がないと不安が募ります。その点、当社の施策は「つかず離れず」の絶妙な距離感で、コンスタントに情報や機会を提供してもらえました。それにより、キャリアの分断を感じることなく復職ができたと思います。

(※)DI&E:Diversity, Inclusion & Equalityの略称。Diversity(ダイバーシティ)は多様性。雇用の機会均等、多様なはたらき方。Inclusion(インクルージョン)は包括・包含。個々を尊重すること。Equality(イクオリティ)は等しいこと・同等・平等・対等。権利や利益が等しくあること。

※本投稿はパーソルグループのDI&Eのサイトにて公開されております。