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4カ月ぶりのドイツ国境越えレポート

3月の国境封鎖から国境越え出張や旅行が出来なくなって約4カ月。6月中旬シェンゲンエリアの開放に伴い、7月1日、ドイツ国境を久しぶりに越えました。行先は仕事関係のスイス・チューリッヒ。

この数ヶ月はまるでEU以前のマルクやフラン時代のような日々だったが、国境を越えられることがこんなに喜ばしく、ありがたいとは。

今日はロックダウン・国境封鎖解除後のシェンゲンエリア内国境越えの様子をレポートしたいと思います。

まずは久しぶりのシュツットガルト中央駅。
構内に入ると到るところに感染防止対策のステッカーが床にありました。目に入りやすいです。

電車のみならず、原則駅構内もマスク着用、と看板にありますが、駅構内で着用している人はまばらで、あごにしたり、手首にとったりの人も。

電車に乗る前、プラットフォームには消毒薬スタンドが設置されています。

久しぶりに長距離列車Inter City、スイス鉄道の機材です。早朝便でもともと客は少なかったが、今回はいつもより少し多いかな、くらいでした。夏休みでスイスの山に行く人もいるようで、マウンテンバイクを持って乗り込んでいる旅客もいました。

列車内はいつもと変わらない。「長く見ませんでしたね!」と車掌さんが検札時に挨拶してくれたのが嬉しい。「はい、パンデミック以来久々に乗りました。嬉しいです」と答えたら、マダム車掌は笑い返してくれた。頻繁に同じ時間帯の列車に乗っていたため、私も車掌さんの顔ぶれを覚えている。ああ、今日はこのクルーグループかあと。

この便は早朝便でもともとミニバーサービスはありません。ミネラルウォーターペットボトルを持参し、チューリッヒまで3時間マスクは最初は慣れるまで多少の違和感がありました。マスクを外すことになるため、いつもは車内で食べるパンを今回は自宅で食べてきたが、普通の時間帯の列車はどうなのかなあ。

マスク習慣が初めてのヨーロピアンにはなかなかタフなニューノーマルでしょうね…。鼻部分を出してマスクを着用している乗客もかなりいました。

途中ドイツ〜スイスの国境を越える駅でも以前と変わらず何のコントロールもありませんでした。

列車の窓から見えた「ラインの滝」。横幅150メートルの大迫力の滝はシャフハウゼン駅を通過したら左手に見えます。ちなみにシャフハウゼンは高級時計IWCの本拠地です。夏は観光ボートで間近に滝を見る川下りも可能で、帰りの電車からボートが見えました。今年も運行しているようです。

さらにスイスの車窓から。

そうこうしているうちにチューリッヒ中央駅に着きました。

スイスは7月6日からマスクが交通機関で全土で義務化されます。この時点ではマスク着用はまばらでした。私が乗ってきた列車も、スイスに入ったら、マスクなし乗客が入ってきていました。

約4カ月ぶりにスイスの同僚たちに再会。嬉しかった。みんな変わらず元気で安心しました。ドイツの様子や日本の家族のことなど話が盛り上がりました。これまた久しぶりにフランス語、イタリア語、スイスドイツ語を聞くのも新鮮でした。

仕事が終わり、定宿にチェックイン。
レセプションの人たちからも久しぶりですね、と挨拶を受けた。親戚とは言わないが、知り合いに会う感覚みたいで落ち着く。

ホテルはチェックイン、チェックアウトのレセプション営業時間を短縮したり、ブュッフェ朝食サービスは7月いっぱい休止中だったが、その他はいつもと変わらなかった。

ホテルのレセプションは透明なガラスが置かれ、床には2メートルの距離を開けるサインがありました。いやが上にも常時コロナをリマインドされるニューノーマル。

スイスのスーパーが売っているおにぎりとセロリサラダ。普通に美味しくて、この数ヶ月恋しかった!

“Grüezi “(スイスドイツ語でハローの意)を自ら発するのは久しぶりすぎて戸惑ったが、やはりスイス滞在はリフレッシュできました。4カ月近くの国境封鎖で「標準ドイツ語」会話はやや進歩した気がしたが、スイスドイツ語の電話を取るのは未だ大緊張。本当に何を言っているのかサッパリのときにはフランス語にスイッチしてもらうことも多いです💧

スイスもじわじわ感染者がまた増えつつあるようですが、世界で状況が落ち着いていきますように。

次の「夢」は、日本一時帰国が無事にできることです! いつになることやら。
引き続き気を引き締めてまいりましょう。

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