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Death is...

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母の死をきっかけに思ったこと、感じたこと。
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#コラム

七夕の旅立ち

七夕の旅立ち

祖母が今日、他界した。

5年ほど前からかなり弱りだして、
一時はもう危ないかもしれないということで家族が集まったけれど
その後グググっと持ち返し、

なんとそれよりも母が先に逝き、

2、3年前からほぼ寝たきりだったけれど
起きている時は結構頭もはっきりしていて、
口を開けばみんなのご飯の心配をし、
何年も訪れない母のことを尋ねてくるほどだった。

祖母は、いわゆる「祖母」らしい祖母だったと思う

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一周忌を迎えて

一周忌を迎えて

母の一周忌は滞りなく、完了した。
せっかく家族が集まる機会だから、と、
父は湿っぽくならないようにとおそらく思って実家だけではなく、
ホテルを数日予約してくれて、のんびり過ごせるように予定を調整してくれた。

だから、最初はプチ旅行のつもりだった。
遠くに住む兄も帰省し、
みんなで美味しいものを食べる計画を立てて楽しみにしていた。

そのくらい、最初は気楽な気持ちだったけれど

でも一周忌を終

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死後の行方

死後の行方

人が亡くなったあとも、世界は続く。

そんな当たり前のことに私は衝撃を受けざるを得なかった。
母が亡くなったその週末、両親はふたりでそれぞれの実家を訪れることになっていて、その小旅行から戻ってきたら、音楽が好きな母のために、オーディオ機械を買おうねと話していた。ちょっと早い母の日と誕生日のお祝いに、奮発して良いのを買おう、と。
母とふたりで選んで、色も、どっちが良い?って言い合って、カートに入れて

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たかが半年、されど半年

たかが半年、されど半年

気づけば、母の死から半年が経った。「半年」の感じ方は、その時々でまちまちだけど、夜眠れない、ということはなくなったし、堰を切ったかのように号泣することも少なくなった。

だけれど、ふとした時に前のように母に連絡しようと思いかけた自分にハッとしたり、将来のことを考えて心細くなったりする。

これは自分への備忘録として書き残したいことなのだけど、死というのは、そこで線が切れる、ということなんだなあ、と

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薄皮一枚

薄皮一枚

母を失ってから、家族を亡くした話にすごくシンパシーを感じるようになった。自分が体験しないと、本当の意味ではわからない、というのは真実なのだな、と実感した。

その一方で、自分と全く同じ状況、というのもないことを思い知った。それはつまり、もっと本当の意味で、人の死に方も生き方も、恋愛と同じで十人十色だってことだ。
この世に、わたしと同じくらいの年に母を失う人はゴマンといるだろう。だけど、全く同じよう

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天命

天命

母の死はあまりに突然で、最初私は、母はきっと悪魔と契約して自分の死に時を選んだに違いないと思っていたくらいだった。

これからの楽しみと全て引き換えにしてでも、これから起こりうる辛いことを経験せずに済むように。

そのくらい唐突で、あっけなかった。

母の死の前日に、母が自分の家族に久しぶりに会いに行ったり、母の葬儀が全て済んだ1週間後にちょうど親戚が遊びに来る予定になっていて、父をはじめわたした

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結果論

結果論

私は母を失ったが、父は愛する人生の伴侶を失った。

プチ単身赴任的な生活なので、幸い簡単な調理から掃除洗濯など一通りの家事は一応できるし、仕事もあるので四六時中悲しみに溺れずにすむだろうとは思うが、私の味わう悲しみや寂しさの何倍もの辛さを味わっていることを想像すると、それだけで泣けてくる。

1回目の月命日を迎える前日、父が、家族のLINEグループで私たちに向かって、母をみすみす逝かせてしまったこ

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