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#推薦図書
で、なんで待ってるのかわかりまてん!『ゴドーを待ちながら』(サミュエル・ベケット)
TBSラジオ、ライムスター宇多丸さんのムービーウォッチメン「桐島、部会やめるってよ」の映画評。
たしか「シンボルとなる人物が劇中の最後まで登場しない」という共通点で本作がかるく紹介されていて、ずっと気になっていました。
不条理演劇の代名詞にして最高傑作。デュシャンの泉のようなメインに対するカウンター的存在が、いつの間にか演劇史のなかでどっしりと鎮座している、そんな印象。
本書の解説にある通り
現代の寺田寅彦による科学読本!『波紋と螺旋とフィボナッチ』(近藤滋)
星の動きなど宇宙の出来事を数式で記述する学問が物理学。そして、生物の形態や模様を数理モデルで記述するのが理論生物学。著者は生物の方の第一人者。
著者は「現代の寺田寅彦」と称される。タイトルにある通り、生物にまつわる事柄を、数学的目線とボケを入れながら柔らかく語ってゆきます。
自然界に存在している生物の多種多様な模様を目にすると、その複雑さに思わず「神様の創造」を信じたくなったりしませんか?それ
解釈しがいのある古典!『デミアン』(ヘルマン・ヘッセ)
ジェームズ・キャメロンは「12歳の子供とスタンフォードの45歳の英文学教授が楽しめる、二つのレベルでうまくいく映画をつくろうときめた」と言った。『教養の書』に登場する、あるエピソード。
ハリウッド映画における古典の引用を散りばめたような作品とはちがうけれど、表面には見えない作者の深層心理や想いを発見し、それらを解釈する喜びは『デミアン』にも共通しそうです。
話の大筋は複雑ではありません。少年時
読書紹介 ファンタジー 編Part7 『ねずみの騎士デスペローの物語』
どうも、こぞるです。
本日ご紹介するのは、2004年にニューベリー賞という、世界的な児童文学賞を受賞したケイト・ディカミロ作『ねずみの騎士デスペローの物語』です。
素敵な装丁の本だなあと思い手に取ったのですが、大正解でした。
作品内容
人間の姫に恋をして、ハツカネズミ社会を追放された小さなネズミ、デスペロー。地下牢の暗やみでくらし、光にあこがれとにくしみをいだくドブネズミ。
いつか自分が