田んぼで、おもちゃを育ててみました。
みなさまこんにちは!
私、おもちゃメーカーピープル株式会社にて、”ピープル農場”プロモーション担当大臣(通称:田んぼ大臣)を務めております、入社4年目の社員です。
初めてこのnoteに来てくださった方はぜひ以下の記事から!
さて、冒頭の動画はご覧いただけましたでしょうか?
ご覧いただいた方には”ピープル農場”の2023年の活動がなんとなくお分かりいただけたのではないでしょうか?
今年の”ピープル農場”は、たくさんの子どもたちが集い、お米作りを体験する場となりました。
そして記事タイトルの通り、それがイコール”おもちゃを育てる体験”であり、それがこの度無事に完結いたしました。
この記事ではその一部始終をお届けしたいと思います。
子どもたちとお米作り体験
冒頭でも申し上げた通り、今年の”ピープル農場”では子どもたちがお米作り体験として田植えや稲刈りに挑戦しました。
5月におこなった田植え体験では、泥につかって手植えに挑戦。
そしてそこから時が経ち、迎えた秋。
いよいよ植えた稲の収穫の時期がやってきました!
5月の田植えの時にはまだあんなに小さかった苗が、こんなにも立派な姿に!
子どもたちが一生懸命手植えし、その愛情込められたお米たちが見事に実りました。
5月の時とはまた違う顔を見せた”ピープル農場”に子どもたちもテンション高めで、初めて触れる稲に興味津々なご様子でした。
私もこの時期に”ピープル農場”にやってきたのは初めてでしたが、実った稲穂がきれいに生えそろう姿はまさしく壮観で、感動すら覚えました。
黄金色に染まった田んぼを目に焼き付けたところで、いよいよ収穫に入ります。
まずは鎌を使った手刈りに挑戦です。
数本の稲を手で束ね、そこに鎌をひっかけて勢いよく手前に引く。
結構コツがいるのですが、うまく刈れたときの感触はめちゃくちゃ気持ちいい!
そして今回さらに手刈りだけでなく、コンバインによる収穫も特別に体験させていただきました。
乗ってみて初めてわかりましたが、運転席には結構いろんなレバーやボタンがあって、稲の様子を見ながら操縦するのはなかなかの難度でした。
農家の方に丁寧にサポートしていただきながら、なんとか田んぼ一面を刈り終え、たくさんのお米を収穫することができました。
まだ精米前のものですが、なんとその場で食べられるということで実際に試食してみました。
その食感はぽそぽそ(?)とした感じで思いのほか柔らかく、お米の風味をほのかに感じるような味わいでした。
これがおもちゃになる、と考えると何とも不思議な気持ちになりますね。
おもちゃを育てる体験
おもちゃメーカーであるピープルの名を冠する田んぼ”ピープル農場”。
ここではピープルの”お米のおもちゃ”シリーズの原料となるお米を実際に栽培しています。
今年子どもたちが田植えから携わり、無事収穫を迎えたお米もやがておもちゃになっていきます。
お米からおもちゃができる過程は以前の記事でも紹介させていておりますので、ご興味ある方はぜひ以下から。
今回子どもたちを巻き込んでお米作りをした一番の理由は、”ピープル農場”でしか体験できない特別な価値があるからです。
そもそも”ピープル農場”ができたのは、”お米のおもちゃ”シリーズを作るメーカーとして「原料であるお米について、もっと知りたい!」という思いがきっかけでした。
その思いのもとにおこなわれる活動は、きっと子どもたちにとっても学びがあり、いつか人生に役立つ経験になると信じています。
そしてなにより、この体験がおもちゃを作ることにつながっているというのが大きな価値だと思っています。
お米とおもちゃという一見結びつかない二つが、どうしてつながっていくのか、その過程を知ることで日本の素晴らしい技術や、はたまた深刻な環境問題などを知ることができ、想像もしないような学びがあります。
さらに、大好きなおもちゃ・自分がもっと小さかった時に遊んでいたおもちゃを、今度は作る側として一生懸命原料づくりに携わり、そうしてできたおもちゃがこれから生まれてくる赤ちゃんたちのもとへ届く。
この子どもたちの思いが紡がれていくような体験は唯一無二だと思います。
単なる農業体験ではなく、そこで生まれるお米がおもちゃの原料になっていくというのは”ピープル農場”だから提供できる体験です。
田んぼでの稲刈り体験を終えた我々はその後、お米がおもちゃになっていくその過程の一部を学ぶべく、お米由来のバイオマスプラスチック”ライスレジン®”の製造工場へ。
”ライスレジン®”をつくるバイオマスレジンマーケティングさん、バイオマスレジン南魚沼さんご協力のもと、特別に工場内部を見学させていただきました。
工場にくるのも初めてという子どもたちが多かったと思いますが、ちょっと難しめなお話しにも真剣に耳を傾けていました。(あれ?前の方ちゃんと聞いてる?)
その後さらに、お昼に釜炊きのお米を食べたり、”ピープル農場”がある新潟県が誇る絶景スポットで思い切り遊んだりと、お米や新潟を味わい尽くす一日を過ごしました。(その様子はぜひ以下でご覧ください。)
一日を通して様々な体験をした子どもたち。
何を学び、どんなことを感じたのか、そのすべてを知ることはできませんが、きっとかけがえのない思い出となったことは間違いないでしょう。
2023年の”ピープル農場”でおこなわれた子どもたちとのお米作りの活動は、冒頭でもお伝えした通りいったん完結となりましたが、獲れたお米がおもちゃとなり赤ちゃんたちが遊ぶ日が来るのはこれからです。
おもちゃを育てる体験としてはこれからがゴールといえるでしょう。
来年の”ピープル農場”も、もちろん原料のお米作りを引き続きしていきますし、そこにはまた子どもたちを巻き込んでいけたらと考えています。
このnoteでも引き続き活動の様子をお届けしていきますので、また読んでいただけたらうれしく思います。
ここまでお読みいただき、そして今年一年間ありがとうございました!
来年もまたよろしくお願いいたします。
それでは、また!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?