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選んだ道が豊かになるように尽くすしかないのです。

「アカデミアを離れてみたら――博士、道なき道をゆく」という本がある。

博士取得者がアカデミアを離れて社会のどんなところで活躍しているかについて、各博士取得者それぞれの視点から語られたオムニバス本だ。

私はこの本を2年ほど前に読んだが、ここにきて改めてその中身をさらいたくなって、自身の読書メモを引っ張り出してその内容を読んでみた。

するとそこには、重要な一節がいくつか抜き書きしてあった。

「それぞれの役割や仕事をリスペクトしながら、社会や世界の問題解決に貢献していく、博士とはそういう知的な架け橋になるべき存在ではないか、と改めて感じています。」
「結局のところ、研究もビジネスも、仕事は共通している。いずれも、まず目的があって、複雑な人間社会の中をかき分けて、そこにたどり着くゲームのようなものだ。ただし、目的が面白いものだと思えていないとやっていけない。始めるには、とりあえず行動してみることだ。完璧な計画などない。行動していくと、会社を作らないと話が始まらない、という話になってくる。」
「選ばなかった道の結果はわからないのだから、選んだ道が豊かになるように尽くそう。」

「アカデミアを離れてみたら――博士、道なき道をゆく」より

社会課題の解決に貢献する知的な架け橋として、自分自身が面白いと思える目的に向かってとりあえず行動し、進んだ道が豊かになるように力を尽くすこと。

これから心を入れ替えて新たな気持ちで人生に取り組むにあたって、これは大事な観点だ。

もう一度、自由に行動してみよう。自分の琴線に触れる、ワクワクがある方に向かってみたい。単に刹那的に楽しいのではない、「こんな世界、空間が実現できたらいいな」「そのためにであれば努力できる」という方向へ向かってみたい。

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