社会人は勉強すると孤立する
社会人は本気で勉強をすると、孤立していくでしょう。
あなたもTOEICや簿記、宅建など様々な資格（TOEICは点数ですが）取得を目指して勉強しているかもしれませんが、本気で勉強すればするほど、会社の組織からは孤立していきます。
なぜなら、ほとんどの日本人ビジネスパーソンはほとんど勉強しないから。
社会人の1週間の平均勉強時間は7分であると言われています。
1週間で7分。
ということは1日1分しか勉強をしていないことになります。
まあ平均なので、勉強している人としていない人の差はあると思いますが、そのことを考慮したとしても、勉強をしていない人が多いのは事実。
とかく日本人ビジネスパーソンは勉強に熱心であるかのように見えて、その実全く何も学んでいないのです。
勉強をしていると言えば、カッコイイので、勉強をしているフリをしているだけ。
確かに日常的に周囲のビジネスパーソンを見ていても勉強しているようには見えません。
電車の中で彼らは訝しげな表情を浮かべ、スマホをいじっているし、オフィスで彼らの会話を聞いていると（私はほとんど話さない）、休日はゲームとか買い物をしているという話ばかり。
私の実感値でしかないですが、勉強をしているビジネスパーソンは少ない、いや、ほぼいないという印象。
Twitterを見ると、特にTOEICの高得点取得に熱心な人を多くみかけますが、彼らの周りもまた勉強する人間がいないことから、共通の勉強仲間を探しているのでしょう。
外資系企業や大手企業のガチ勢なら勉強をする人が多くいると思いますが、普通の日系企業はほとんどいないのではないでしょうか。
TOEICですら勉強する人間があまりいないのだから、転職とか年収アップに全く関係のない勉強（例えば英語以外の言語や歴史や宗教）をしている人は絶滅危惧種と言ってもいいかもしれません。
「今、イスラム王朝のウマイヤ朝とアッバース朝について勉強しています！」だなんて会社の人間に言ったら、一気に距離が離れていくでしょう。
私は英語（TOEICは725点で英検は準1級取得）に加えて、フランス語（仏検3級取得。2級は落ちた）と少しだけスペイン語（大学の第二外国語）と中国語、最近は全く手を付けていませんがラテン語や現代ヘブライ語も勉強していますが、会社の人間で外国語の勉強をしている人はいません。
たぶん、「外国語を勉強しています」なんて言うと、「うわ…変なヤツ」みたいな印象を持たれるような気がします。
大多数の人間が勉強しない中で自分だけが勉強していくと、お互いの波長が合わなくなっていきます。
言葉で説明するのは難しいのですが、お互いが話す話題に違和感を感じ始めるんですよね。
最初は違和感程度にとどまっていたのが徐々に「あ、なんかこの人無理」みたいになって、どんどんお互いの距離が離れていくのです。
日本の場合、勉強しないビジネスパーソンが多いので、勉強をして意識と思考が変わっていくと、同僚、上司などと距離感ができていきます。
そして組織から孤立していくという。
しかし、孤立することは悪いことではありません。
会社の人間と関わらなくなることで、飲み会などにも行く必要がなくなります。
今まで「同僚が残業しているから」と言って、自分もそうしていたが、同僚がどうでもよくなり、勉強のために早く帰る生活を送れるようにもなります。
孤立することにより、一層勉強する時間が増えるのです！
会社は金を稼ぐ以外にメリットなんて何もありませんが、勉強は私たちの人生を豊かにしてくれます。
勉強の内容が役に立つか立たないかに関係なく、勉強それ自体に価値があるのです。
あなたは今、自分だけ勉強していて組織から孤立し、孤独を感じているかもしれません。
でも、孤立することで勉強をする時間が増え、人生が豊かなっていきます。
あなたの人生を実りあるものにするのは会社ではなく、勉強なのです。
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