日本とドイツの文化比較:「ホフステードの6Dと散らかるH&Mの床」
ドイツで買い物をすると目につくのが
「散らかる床」だ。
ファストファッションブランドのH&M
(因みにドイツ語ではハーウンドエムと発音)
とかZARAとかすごい。洋服が床とかに散乱している。
日本人で、20年以上日本で暮らしてきた身
としては自分が落とした訳ではないが、
さっと拾ったりする。
ちなみに拾って棚に戻すとパートナーから
「え、すごい!優しい!天才!」と賛辞を
浴びるので自己肯定感があがる。
ずっと不思議だった、なぜ小売店の床が
散らかるのか、そしてなぜ片付けないのか。
実際、ドイツ人(ボクの知る範囲で)は比較的整理整頓が好き、得意な人が多い。
今住んでいるシェアハウスでも外国人の
ルームメイトよりもドイツ人のルームメイトの方が遥かに綺麗好きだ。
ここで、ホフステードの6D(異なる国の文化的価値観を数値化した指標)のうちの一つに集団主義/個人主義の項目を使ってみると凄く腑に落ちた。
日本のスコアは46でドイツは67となっている。0-100の指標で100がマックスゴリゴリ個人主義、0は有無を言わせぬ集団主義。日本の方がより集団主義でドイツはより個人主義。
privateな自分の部屋や自分の持ち場は綺麗にするが、街のpublicなスペースについてはあまり関心がないのがドイツ。
一方、他人の目があるpublicなスペースでは整理整頓とかしちゃうのに、案外自分のprivateなスペースは汚かったりするのが日本。
ボクの場合はH&Mの床より自分の部屋の
掃除をした方が良さそうだ。今日こそ部屋を片付ける!😂
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