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ただいま娘は反抗期中

私自身もアラフィフ特有の更年期障害や目の病気で憂鬱な日々を送っているけれど、今まであまり語りたくなかったことがある。

以前は、家族のネタをnoteなどに公開していたけれど、最近「家族をネタにするのは避けたい」と自然に考えるようになって控えていた。

自分の話だけで十分じゃないかと思っていた。

今回ばかりは、自分の思うとこもあり、文章化しようと決めた。

娘が、大学進学前にある病気にかかり、現在も治療を受けている。

大学の学生サポートセンターのコーディネーターさんなどのサポートを受けながら、大学生活を過ごしている。

ただし、大学生になって変わったことは「反抗期」が始まった。

今まで、内気でおとなしく、家事の手伝いなどしてくれる子だった。

大学の入学式が終わって、本格的な講義が始まってから、口を聞かなくなって、すぐに部屋に引きこもる。

口出しするほど、「うるさい!ほっといて!」というばかり。

食事はなんとか一緒にとってくれるけれど、すごく空気が悪い。

私、何かいけないことをした?

夫にも相談してみて、娘に「何かあったのか?」と話しかけても話さない。

たまたま胃の調子が悪くて、昔からのかかりつけの内科(娘が幼かった頃から世話になっている)の先生に娘のことを話してみた。

「それって、反抗期と違う?ぺんさんにもあったはずやで」

私のイメージでは、小6から高校生までの間に反抗期が起きると思っていた。

しかし、まれに大学生になって「反抗期を起こす子」がいて、不思議ではないと言われた。

夫に話を聞いてみると「言われれば、僕も大学時代に両親と口も聞かない、文句をいう、わざと友達の下宿先へ行ってたよ。あれが僕の反抗期だったんかな?」と話した。

私はというと、どういう反抗をしたかははっきりと覚えてはいないけれど、高校3年〜短大1年生の間に、両親(特に父)に反抗した。

兄に関しては、大学進学のことで両親がうるさく言うので、しょっちゅうケンカをして、大学進学後の3回生で色々と理由をつけて下宿生活に入った。

兄は就職してからも家に戻らず、会社の寮生活をして、その後結婚した。

反抗期を抑え込んだ方がいいのかというと、そうではないらしい。

「自立心を持たせるのと、親子の適度な距離感の見直し」が反抗期であって、娘の場合は私や夫があまりにも一人娘だからと過干渉だったのではないかと思う。

たまに、娘からは「こういうことをお願いしたい」と言ってくることはある。

どうしても、娘自身では難しいことは引き受けるけれど、こちらからは色々と言わないようにしている。

病気を抱えているので、どうしても心配してしまうが、娘は「病気を理由に何もできないと過干渉されるのがいや!」と言われた。

それはそうだろうなぁ。

私も病気を持っているから、娘の言い分はわかるし、口出しもされたくはない。

しかし、親心としてはどうしても気にしてしまう。

親と娘の距離感のジレンマに苦しんでいる日々で、今日もほとんど口を聞いていない。

そもそも、前期試験とレポート提出締切が迫っているし、やることだらけで手をぬく暇もない。

真面目な性格なので、少し手を抜きたいけれど、親に心配されすぎる・干渉されるのは嫌になるだろう。

反抗期は、経験上いつの間にか終わっているし、反抗期中はいろいろと親の悩みはつきないと思う。

反抗期が出ない子もまれにいるらしいけれど、反抗期が遅まきながら出てきてくれた娘は、成長としては問題はない。

むちゃなことや病気の治療に影響がでることは、さすがに注意しなければいけないけれど、今はそっとしておくのが一番だと思う。

落ち着いた頃には、親子感の過干渉や適度な距離感ができるし、親子でまた成長できると信じている。

苦痛は伴うけれど、親子で成長する機会が「反抗期」なのだろうね。

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