我が娘はこうしてたくましくなった
前置きとして、ヘッダーの写真は私の娘の写真でなく「写真AC」さん提供の写真です。本人、親バカ丸出しですが、かわいいです♡
娘が生まれて14年。現在私立中高一貫校の中3生です。もちろん、中学受験をしたわけですが、本来志望していた学校のコースではなく、「専願枠」が使えるコースに入学しました。
中学進路の変更理由といじめについて
なぜかといえば「教員も混ざったいじめ」を小5と小6に受けて、私が早く気がつかなかったばかりに、小6の11月に過呼吸を起こして不登校にせざるを得ない状況だったから。
塾の先生も成績を疑っていたので、小学校でのいじめを知ってから対応を変えてくれました。もうそのいじめは、聞き取り調査の中でもひどく、そばでいた私は、泣くのをずっと堪えていました。
気に入った学校の志望コースでは、不合格が出ると地元中学に行くしかない。最悪の結果を避ける為に「専願枠」を使って、合格しました。
◇
娘の将来の願いとチャレンジ
彼女には、「ママの病気を治したい。助けたい。」という夢があって、医者ではなく、臨床心理士になりたい夢がありました。
しかし、今のコースで叶えるとなると、少しハードルが高くなることになるとわかったものの、「他にも興味のあることあるねん」と前向きに物事を考えるようになっています。
私が今ある資格の勉強をしているせいか、「数字を扱う資格」にも興味を示していて、この間、少しだけ教えたのですけれど「ママ、私お金持ってないよー!」と何やら誤解を与えてしまって、「ちゃう!ちゃう!」と、改めて教え直しをしました。
おっちょこちょいな面はあるけれど、いじめを受けたのに、ここまで前向きで何事にもチャレンジする娘を応援したくなります。
◇
たくましくなっていった原因とは?
入学してまもない時に、クラス委員の選挙で、いきなり「組長」になり、まとまりのないクラスを統率するという役目をしました。問題児さんもいて、かなり苦労しいたらしく、「あんたら、いい加減にしなさいや!」と絶叫する毎日。
その中で、どんどんクラスメイトからの信頼を得たり、特別に仲良しの友達もできて、本来行きたかったコースではなく、今のクラスでの特殊授業やクラスメイト、部活で活きいきしているので、それはそれでよかったとおもいます。
母の私としては、いじめを受けて、小さい時は病気がち、さらにさかのぼれば、妊娠・出産時のマイナートラブル、産後うつ、そして今の病気で、娘にはかなり我慢や苦労をさせたと思うのです。
出産の時は、予定日超過での出産。陣痛はついていたけれど、予定日を越えれば羊水が減って、胎盤を圧迫し心停止を繰り返したので、「もう自分も赤ちゃんもだめだ」と泣きましたが、助産師さんの励ましと促進剤のおかげでなんとか産みました。
◇
自分は「毒親」になっていないか?
「苦労して産んだ娘だから、大切に育てたい」と思った私。それが、育児の完璧せを求めることになり、精神疾患を引き起こす結果になりました。
その後も、精神疾患での心の制御ができなくて、産後お酒が弱くなったのに、お酒に溺れたことはあるし、自分の体を傷つけたことはあります。
それは、自分自身が弱く、子育てを放棄しようと「逃げた」のです。でもね、苦しんでこの世に送り出した娘を置いて、どこかに行くことはできない。そう思うようになってから、危ない行為は一切やめました。
今になって思うに、子供はある程度の年齢になれば、自分でしっかり判断できて、親の苦労を知っていると対応次第では、気のつくいい子になるということかな?
世間では「毒親」という本が出ていますが、自分はまさに「毒親」に育てられたということをカウンセリングで理解し、娘に対して「毒親にならないよう」に自分の精神状態をコントロールしながら、生活しています。
この本は、今の担当臨床心理士さんからお借りしていて、時間のある時に読んでいます。自分の育ち方、そして「自分の子供を苦しめないように」といくつかの症例からみた「子供にとって毒になる親」のパターンを紹介しています。
少し読むのにきつい内容ですけれど、一度読む価値はあります。私自身、自分の苦しさから「毒親」になる一歩手前だったのです。それを、自分で克服したつもりが、しっかり影響を受けていたこともわかりました。
◇
子供との付き合い方、そしてこれからの育て方
娘からたまに「ママは、心配性すぎる」と言われるのですが、時々学校で嫌なことや将来のことで、「ママ、話聞いてくれる」と相談してくることもあるし、ケンカもしています。
将来のことについては、ある程度話は聞いていますが、今はいろいろと悩んでみて、さてどうするかと学校から言われた時に、どんと本人の気持ちを尊重します。
苦しんで産んだ分、娘には私よりもっともっと自由に幸せになって欲しい。毎日、学校へ行って、ひとりぼっちの時にこっそりと祈っています。
長文になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
ぺんぺん
「お!応援したい!」「この人のは気に入った!」ということであれば、お気軽にサポートしていただけるとありがたいです。いただいたお金については、今後の執筆活動や本購入に充てさせていただきます。