一緒に夢をー私たちは、読んでよかったと言ってくれる人の力に賭けた
去年の8月、小説「ジミー」の出版が決まりました。その日、どんな話し合いがなされたかは、私はよばれていなかったので知りません。
ただ、その日のことを、メディアクリエイターの平野友康さんはこんな風に(面白く笑)書いてくださいました。
※文中の「中老」とは、伝説の編集者・橘川幸夫さんのことです。
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「ある日、「ジミー」という小説の原稿が中老の男(71)から送られてきた。
中老は大変興奮しており、「これは出版社なんかから出しちゃもったいない!」と訳のわからないことを言っていた。
中老よ、お前の判断力は大丈夫か?良い小説は良い出版社から出すものではないのか?
「俺はこのジミーは出版社に渡さないぞ!」と鼻息を荒げている。
「うむ、まさかこんなに計画を前倒ししなければならなくなるとは…困ったな…だが仕方ない、平野、準備はいいか?」と重々しく悩ましい声で聞いてくる。
いや、重々しく準備はいいかじゃねーし!
なんの準備だよ?何で深刻なんだよ?
と聞くと「ではわれわれの計画を話す。俺たちは出版業界に迎合しない、新しい出版をジミーで目指す!さぁ、これは大変なことになってきたぞぉ〜」と手を揉み始めた。
…待てや。何興奮してんねん。」
(平野さんの文章、とても面白いので、原文をぜひどうぞ)↓
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平野さんも、小説「ジミー」を読んだ後、こう思ったそうです。
「僕はしばらく呆然としていた。
これは大変な才能と出会ってしまったと思った。」
「橘川さん、これはとんでもなく素晴らしい作品です。手を入れるところは僕が見る限りありません。問題は、この作品を僕らが良い形で読者に届けることができるかどうか。
橘川さん…これは…予想を遥かに超えて、責任重大です。」
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この後、小説「ジミー」は、あえてクラウドファンディングという道をとります。
それは、「新しい出版で」ということだからです。読みたいと言ってくださる方が、きっと出る。読んでよかったと言ってくださる方が、きっといる。
私たちは、広告や売れる仕組みよりも、「読んでよかった」と言ってくださる方の力に賭けたのです。
クラファンでは、たくさんの方が、熱のこもった感想を寄せてくださいました。
最終的には、250人の方が参加され、157%を達成することができました。
無名の人が書いた小説に、これほど多くの方が応援してくださるなんて、誰が想像したでしょう。
橘川さんは、
「小説ジミーは、暗く奥深い闇の中から放たれた一筋の希望である。そして、その希望の光は世界の各地から今、放たれている。」
という言葉を寄せてくださいました。
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いよいよ、発売があと1ヶ月となりました。
小説「ジミー」は、大手出版の本とは違います。私たちは、大きな広告費はかけられないし、初刷りも(おそらく)3000部。
だけど、私たちは、「読んでよかった」と言ってくださる方が出ると、信じているのです。
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※お知らせ
5月1日 発売予定、「ジミー」青海エイミー著(株式会社 メタ・ブレーン)
一緒に、夢を見ましょう。
2022年4月3日
青海エイミー
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