ちひろ

映画作家・脚本家

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マガジン

  • 自主映画の作り方

    ここでは「自主映画を作りたいけど、どう作って良いかわからない」人の為に、自分の自主映画の作り方参考に「自主映画の作り方」を解説していこうと思います。

  • 映画制作を通した、地域とのコミュニケーション

    この記事では私が以前体験した、地域での映画制作を通したコミュニケーションの取り方をまとめていこうと思います。知り合いがほぼゼロの状態から地域に住みつつ、1ヶ月間かけて、ゼロから映画を制作した記録のまとめです。少し、旅日誌、制作日誌的な要素もありますので、地域活性に興味ある方、映画制作をしてみたい方、旅好きな方、制作の裏側を見たい方など、いろんな方にみていただければと思います。

  • 江ノ電各駅を舞台にした短編映画集「江ノ島シネマ」制作日誌

    企画・運営をしております、江ノ電各駅を舞台にしたオムニバス映画「江ノ島シネマ」のHPがリリース致しました。プロ・アマ問わず意欲ある有志の作家たちで作られた全8駅の物語です。よろしければ覗いてみてください。撮影は4月末スタート!

最近の記事

第4回 自主映画の作り方〜脚本の書き方〜

ここでは「自主映画を作りたいけど、どう作って良いかわからない」人の為に、自分の自主映画の作り方参考に「自主映画の作り方」を解説していこうと思います。※映画の作り方は本当は人それぞれ全然違います。なので、これは私なりの映画の作り方ということで受けとっていただけましたら幸いです。ちなみに私の心の師匠は是枝監督です。 今回は脚本の書き方をお話します。 映画の中で脚本が一番好きだった私は、脚本力を強化すべく、一時期シナリオセンターや、各ワークショップ通いまくった時期がありました。

    • 第3回 自主映画の作り方〜プロットの書き方〜

      ここでは「自主映画を作りたいけど、どう作って良いかわからない」人の為に、自分の自主映画の作り方参考に「自主映画の作り方」を解説していこうと思います。 第3回は「プロットの書き方」です。 プロットとはなんぞや、って人いると思います。 曖昧なワードですよね。 私もいつもプロット書く前に、ん?プロットってなんだっけ、と考え込んだりします。笑 プロットとは・・・ストーリーの要約のこと だそうです。by wikipedia とりあえず、実物例として、関西TV深夜ドラマ『大阪環

      • 第2回 自主映画の作り方〜企画書の練り方〜

        第2回は「企画書の練り方」です。 企画書っちゅうか、どんな物語の映画書こうかなって思考法です。 何のとっかかりもないまま、「書いてみろ」だと頭真っ白ですよね。「みんなが求めてる物語ってどんなだろう」、っていうのはだめです。だめっていうか、もったいないです。商業ならともかく自主映画なんだから。 (自分的には商業でもだめだと思う) まず、せっかく自主映画なんだから、って前提で、 ・「自分がいま一番書きたいことを書く」 ・「自分のツボを知る」 そのふたつの課題を元に自己と

        • 第1回 自主映画の作り方〜企画書の書き方〜

          ここでは「自主映画を作りたいけど、どう作って良いかわからない」人の為に、自分の自主映画の作り方参考に「自主映画の作り方」を解説していこうと思います。 第一回は「自主映画制作の流れ」&「企画書の書き方」 その前に、一番不安であろう予算について少し触れますと。 今まで私が作った作品数は5本です。(30分〜1時間のもの) どれもこれも予算は10万超えていない超低予算映画ばかりです。なので、お金はバイトを1ヶ月もすれば捻出できます。安心してください、貧乏でもできます。 では、

        第4回 自主映画の作り方〜脚本の書き方〜

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        • 自主映画の作り方
          4本
        • 映画制作を通した、地域とのコミュニケーション
          4本
        • 江ノ電各駅を舞台にした短編映画集「江ノ島シネマ」制作日誌
          6本

        記事

          ノートとかブログ書くときどうしても真面目な文体、構成になっちゃう。肩に力入れすぎず書いてる人すごいな。さらっと書ける人になるにはどうすれば良いんだろう。

          ノートとかブログ書くときどうしても真面目な文体、構成になっちゃう。肩に力入れすぎず書いてる人すごいな。さらっと書ける人になるにはどうすれば良いんだろう。

          映画制作を通した、地域とのコミュニケーションを語る④島を知る編

          前置 この記事では私が以前体験した、地域での映画制作を通したコミュニケーションの取り方をまとめていこうと思います。知り合いがほぼゼロの状態から地域に住みつつ、1ヶ月間かけて、ゼロから映画を制作した記録のまとめです。少し、旅日誌、制作日誌的な要素もありますので、地域交流に興味ある方、映画制作をしてみたい方、旅好きな方、制作の裏側を見たい方など、いろんな方にみていただければと思います。 まずは挨拶回りから 天気の良い日は目の前の焼火神社へお参りに。9月、気持ちが澄みわたる。

          映画制作を通した、地域とのコミュニケーションを語る④島を知る編

          自分の得意を生かす方法

          つい先日、VIAという自己分析テストを受けてみました。 VIAとは ポジティブ心理学の第一人者であるクリストファー・ピーターソン博士とマーティン・セリグマン博士が開発した、強み診断ツール。「VIA-IS」における強みは全部で24種類に分類され、そのうちトップ5の強みが「自分を特徴づける強み(Signature Strength)」とされています。これらの強みを生活や仕事などで活用することで、人生の満足感や仕事の充実感が向上するという研究結果も報告されています。 個性につい

          自分の得意を生かす方法

          個性は1つじゃないんじゃないんじゃないんじゃない

          自分の個性を考えると実は複数の要素が複雑に絡み合って形成していて、一概に「私はこういう人です」って言えないなと思った。 繊細すぎて起きたいろいろな経験、 LGBTだから起きたいろいろな経験、 映画を作ってるから起きたいろいろな経験、 スポーツをしてできたいろいろな経験、 家庭が幸せだからできたいろいろな経験、 経験によってできた個性は複数あって、一概にこういう人ですって言えないな。 今シナリオを書いていて、個性的な作品、作風って考えたら、絞りきれなかったから。

          個性は1つじゃないんじゃないんじゃないんじゃない

          映画制作を通した、地域とのコミュニケーションを語る③準備編

          前置 この記事では私が以前体験した、地域での映画制作を通したコミュニケーションの取り方をまとめていこうと思います。知り合いがほぼゼロの状態から地域に住みつつ、1ヶ月間かけて、ゼロから映画を制作した記録のまとめです。少し、旅日誌、制作日誌的な要素もありますので、地域交流に興味ある方、映画制作をしてみたい方、旅好きな方、制作の裏側を見たい方など、いろんな方にみていただければと思います。 チーム結成私は制作チームを作るべく、仲間を探し始めることにしました。 東京へ帰ってからすぐ

          映画制作を通した、地域とのコミュニケーションを語る③準備編

          朝食のレパートリーがすくない ハムとチーズ挟んで、フライパンでバターで両面焼いたサンドにハマってほぼ毎日これ食べてる うまいんだけど、将来もずっとこれ食べてるのかと心配になる 朝食ってあとどんなのがあったっけ…?

          朝食のレパートリーがすくない ハムとチーズ挟んで、フライパンでバターで両面焼いたサンドにハマってほぼ毎日これ食べてる うまいんだけど、将来もずっとこれ食べてるのかと心配になる 朝食ってあとどんなのがあったっけ…?

          映画制作を通した、地域とのコミュニケーションを語る②出会い編

          前置 この記事では私が以前体験した、地域での映画制作を通したコミュニケーションの取り方をまとめていこうと思います。知り合いがほぼゼロの状態から地域に住みつつ、1ヶ月間かけて、ゼロから映画を制作した記録のまとめです。少し、旅日誌、制作日誌的な要素もありますので、地域活性に興味ある方、映画制作をしてみたい方、旅好きな方、制作の裏側を見たい方など、いろんな方にみていただければと思います。 山の中で茶をしばく「ここでなにをしてるの?」 そう声をかけたのはロマンスグレーな髪色の紳士

          映画制作を通した、地域とのコミュニケーションを語る②出会い編

          映画制作を通した、地域とのコミュニケーションを語る①きっかけ編

          はじめましてやすだです。 この記事では私が以前体験した、地域での映画制作を通したコミュニケーションの取り方をまとめていこうと思います。 知り合いがほぼゼロの状態から地域に住みつつ、1ヶ月間かけて、ゼロから映画を制作した記録のまとめです。 少し、旅日誌、制作日誌的な要素もありますので、地域活性に興味ある方、映画制作をしてみたい方、旅好きな方、制作の裏側を見たい方など、いろんな方にみていただければと思います。 以下、実際に作った地域映画「西ノ島の盆」の予告編です。1分40

          映画制作を通した、地域とのコミュニケーションを語る①きっかけ編

          「時間の感覚」から解放されるということ

          昼夜逆転ひどいです。 今日はこれ書いたらもう寝るべ。 トーベヤンソンの短編集に最近癒されてる。 その中に「時間の感覚」って短編があって、(以下ネタバレ注意。) 僕と祖母が2人暮らしをしている。 祖母は僕を朝に寝かし、夜に散歩に行こうと誘う。 どうやら祖母はボケてるんだなと思って、 僕はなんとか時間の感覚を直してほしいと頼むけど、 そういうと祖母は悲しむので放っておくことにした。 ある日、飛行機に乗って2人旅に出た。 夜の北極の上を通過した直後、僕は窓から赤く燃える水平線を

          「時間の感覚」から解放されるということ

          星新一とトーベ・ヤンソンはなんか似てる

          今、短編の面白さ、構造みたいなのを調べている。 あの読んだあとの「シュッ」とした感覚はなんだろうと思って。 短編といえば、ショートショートの神様といわれる星新一。 あの人の物語は誰が読んでも面白いし、わかりやすい。 読んだ後、全ての人が同じ感情になるだろうと思う。 しかし、 星新一の短編も好きは好きだけど、 トーベの短編の方が私はなんか好きです。 (この「なんか好き」の「なんか」って大事だよな、と思う。無意識に個性が出てると思う) どーゆうとこが好きかというと、 分かり

          星新一とトーベ・ヤンソンはなんか似てる

          「仕事道楽」ースタジオジブリの現場ー

          スタジオジブリみたいなスタジオの作り方を知りたくて読んだ本。 鈴木氏のこと、宮崎駿の良さを潰すんじゃないかと思って小さい頃は嫌いだったけど、大人になるにつれてこの人の良さが分かってきた。 本を読んでもっと身近に感じた。 言ってること99%理解できるし、私も映画作りはそうでありたいと思う。読んでて「そーなんだよなーこの人まじ分かってるわー」ってなった。 こうゆうプロデューサーと組めたら監督は最高だと思う。 すなわち「無茶だ」とか心配してくれつつも、内心「楽しそう」って

          「仕事道楽」ースタジオジブリの現場ー

          第0回 自主映画の作り方〜習うより慣れろ〜

          自分が今まで自主制作をしていく中で培ってきた知識と経験を駆使して自主映画の作り方を書いていこーと思います。『映画を作ってみたい、でも作り方がわかんない〜』って人向けです。 私の場合、大学の映画ゼミに所属していましたが、第一回目の授業は、「はい、じゃあ作ってみようか〜」でした。何もまだ教わってないうちに。。 つまり、先生の言いたいことは「習うより、慣れろ。作りながら作り方を自分で学べ」でした。当時はなんでやねん、と思いましたが、作り終わったあとには、1本の映画の作り方がだい

          第0回 自主映画の作り方〜習うより慣れろ〜