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第0回 自主映画の作り方〜習うより慣れろ〜

自分が今まで自主制作をしていく中で培ってきた知識と経験を駆使して自主映画の作り方を書いていこーと思います。『映画を作ってみたい、でも作り方がわかんない〜』って人向けです。

私の場合、大学の映画ゼミに所属していましたが、第一回目の授業は、「はい、じゃあ作ってみようか〜」でした。何もまだ教わってないうちに。。

つまり、先生の言いたいことは「習うより、慣れろ。作りながら作り方を自分で学べ」でした。当時はなんでやねん、と思いましたが、作り終わったあとには、1本の映画の作り方がだいたいわかっていました。なんでこんな教え方なのか、今ならわかります。

「映画の作り方は人によって全く違う。」

かの有名な是枝監督や、河瀬直美監督ふたりを比べても作り方は全然違う。

是枝監督は、脚本のシーンの後半半分は書いてないそうな。河瀬監督は脚本の代わりに「●●をしろ、●●へ行け」などの役者へのメッセージカードをロケ場所に置いておくんだそうな。なぜそんな不思議な作り方をするかというと、二人の監督が目指す作品にはドキュメンタリーのようなリアリティが必要だから。

監督が(あなたが)目指すものによって制作過程が違う。

だから作り方なんてないんです。

と、言われても、ゼロから作るのに、そんな突き放されても困りますよね。

なので、私がこれまで経験してきた『自主映画の作り方』を具体的に記していこうと思います。これから自主映画を作ろうとしているあなたの手助けになればいいなと思います。

次回、第一回目には自主映画の流れについて、第一に必要な企画書についてを書いていきます。

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