Saori|པད་མ་མཚོ།

チベット語が大好きです!楽しく楽しくチベット語の勉強を続けている人。勉強していて気づい…

Saori|པད་མ་མཚོ།

チベット語が大好きです!楽しく楽しくチベット語の勉強を続けている人。勉強していて気づいたこと、チベットのことやそれ以外のこと、いろいろ書いていきます。チベット語の海をいつかすいすいと、泳げるようになりますように。

最近の記事

チベット語学習・おすすめYouTube動画〜聞き流し用〜

ཚང་མ་ལ་བཀྲ་ཤིས་བདེ་ལེགས། སྐུ་ཁམས་བཟང་། ツァンマラ タシデレ。クカムサン。 ↑みなさんこんにちは。お元気ですか? チベット語大好き人間、Saoriです。7年ほど、ほぼ独学でチベット語の勉強を続けています。 チベット語というマイナー言語を学ぶにあたって、教科書や学習コンテンツが少ないのが問題の一つではないでしょうか? そこで! 私は YouTubeをいろいろと漁り、勉強に役立てています。今日は私が普段どんなチベット語動画をチェックし

    • 悪夢記録◎

      10日ほど前、コロナにかかって寝込んでいました。 (周囲の人たちのサポートで今はすっかり元気です。感謝) 発症して数日、38°の高熱にうなされながら見た夢がなんだかおもしろかった?興味深かった?ので書いてみます。 1日目すっごく苦しい。苦しいけど、憧れの地であるチベット・ラサを目指している。何が苦しいのか、どんな光景だったのかよく覚えていないけど、とにかく私は絶対にラサに着くんだ。そんな謎の堅い意志が、私を突き動かしている。 夜中に目が覚める。 「わあ。コロナにかかって

      • 語学学習を続けるコツ〜チベット語を楽しく勉強している私の場合〜

        〜トップ画像は2019年に訪れた、チベット・アムド地方のラプランです〜 語学の勉強。なかなか続かない!という人も多いでしょうか? 私は趣味でチベット語を勉強していて、7年ほどマイペースに続けています。 私がチベット語の勉強で大事にしているのは、「毎日少しでもチベット語に触れること」です。 筋トレと同じで(筋トレはまったく続かないんだけど)、毎日筋肉を動かしたり、チベット語の回路に電気を流したりする。 日本語の脳とは違う頭を使うので、そこを少しでも動かしておくイメージ

        • チベット語をどうやって勉強してきたか書いてみる

          このトップ画像は、チベット・カム地方のカンゼに行った時、川のほとりに咲いていたお花の写真です。キラキラの太陽光を浴びた、薄ピンクのお花。とってもきれいに写せたので気に入っています。 今日は、今まで私がチベット語をどうやって勉強してみたのかを書いてみたいと思います。 その前に、勉強する動機について「なんでチベット語を勉強しているの?」とよく聞かれます。私がチベット語を勉強している理由は、楽しいからです。チベット語が好きで、読めたり通じたりすると嬉しいから。それ以外に明確な理

        チベット語学習・おすすめYouTube動画〜聞き流し用〜

          やるからできるようになる

          そりゃ当たり前なんだけどね。 今日の日記。 2年ほど前から続けているオンライン自主勉強会。 「クンサンラマの教え」という仏教の論書を読んでいる。私が予習をして、チベット語堪能な友人のAさんにわからないところを教えてもらうスタイル。 今日はなんだか仕事で疲れていて、夕方に「今日は仕事の都合で勉強会なしでお願い」とAさんに連絡した。 「仏教は動機が大事だ」と論書で説かれている通り、私は自分の心が仏教とチベット語に向いていない時は、無理やり勉強しない。そういう時は言葉が思い浮

          やるからできるようになる

          チベット語関連の発信。楽しくやるよ〜

          わあ。チベット語関連のnote更新が5,000年ぶりとなりました。 最近、やっとチベット語を勉強していて気づいたことなどを気軽にTwitterなどに投稿できるようになってきました。 これまでは、  間違えたらどうしよう。  学者さんやプロの方々に指摘されたらどうしよう。  批判されたらどうしよう。 そんな謎の恐怖を先取りして、気軽に投稿できませんでした。 でもね。考えてみたら、「間違えたらどうしよう」って、慢心だと思うんです。人間、全員間違えている。私自身も、私のチベ

          チベット語関連の発信。楽しくやるよ〜

          ケンポ・ツルティム・ロドゥの御言葉 翻訳:切り替えること

          長年お世話になっている、インド在住のチベット仏教僧の方から「これを訳して!」とお声かけいただきましたので、note でもご紹介してみます。 ケンポ・ツルティム・ロドゥというとても偉大な僧侶の方(いや、こんな説明では物足りなさすぎるくらいのお方)のお言葉です。 私は本格的に仏教の勉強をしているわけではないので、本来であれば適切な仏教用語で訳すべきだということは重々承知しております。 一般的な言葉を用いた訳となっておりますので、その点はご理解くださいませ。 བརྗེ་བས

          ケンポ・ツルティム・ロドゥの御言葉 翻訳:切り替えること

          【チベット音楽・歌詞翻訳】སྐར་མ་ཕྲ་ཚོགས། 満天の星 テチュン Techung

          チベット語歌詞・日本語訳སྐར་མ་ཕྲ་ཚོགས། ཕུ་ནས་སྐར་མ་གཅིག་ཤར།། མདའ་ནས་སྐར་མ་གཉིས་ཤར།། སྐར་མ་ཕྲ་ཚོགས་ཟེར་ན།། ལ་མོ་བརྒྱབ་དུས་གསུངས་ཕྲ་རེ་ལོ།། སྐར་མ་གཅིག་ཤར་གཉིས་ཤར།། ནམ་མཁའི་སྐར་ཕྲེང་སྒྲིག་སོང་། ། སྐར་མ་ཕྲ་ཚོགས་ཟེར་ན།། ལ་མོ་བརྒྱབ་དུས་གསུངས་ཕྲ་རེ་ལོ། ནམ

          【チベット音楽・歌詞翻訳】སྐར་མ་ཕྲ་ཚོགས། 満天の星 テチュン Techung

          インタビュー記事第二弾『セルニャ チベット文学と映画制作の現在』

          前回投稿の、星先生(東京外国語大学教授・チベット語研究、チベット文学翻訳)と、蔵西先生(漫画家)のインタビュー第二弾が公開されました! 星先生がTBSラジオ「アフター6ジャンクション」に出演された時の裏話や、宇垣さんが『白い鶴よ、翼を貸しておくれ』を手に取るきっかけとなった帯絵のお話などなど。 ぜひご覧ください! https://tibetanliterature.blogspot.com/2021/04/2.html 第一弾はこちら↓ https://note.com

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          インタビュー記事第一弾『SERNYA チベット文学と映画制作の現在』

          チベット文学・翻訳修行中のワガツマです。 『SERNYA チベット文学と映画制作の現在』のブログ記事制作をお手伝いさせていただきました! インタビュー記事↓ https://tibetanliterature.blogspot.com/2021/04/1.html?m=1 『SERNYA』とは… 「文学や映画を通じてチベットの「いま」を伝えたい」がコンセプト。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)から刊行されている冊子です。 チベット文学研究会の先生方

          インタビュー記事第一弾『SERNYA チベット文学と映画制作の現在』

          本がつないだ本との出会い

          古本サイトで向田邦子の本を買った。 表紙を開くと、あるギャラリーでの個展を案内するポストカードが挟まっていた。 「ご購入ありがとうございました。  お身体くれぐれもご自愛ください。」 青いペンで書かれた、柔らかい筆者体のメッセージ。優しいなぁ。 そのギャラリーをよくよく見てみると、 私の家から歩いて15分くらいの場所だった。 自粛疲れも続いているので、気晴らしに出かけてみることにした。 国立駅は落ち着いた街並みで、「museum shop T」(https://t-m

          本がつないだ本との出会い

          星野源「うちで踊ろう(大晦日バージョン)」チベット語訳

          2020年の年末、初めて紅白というものをちゃんと観ました。 そこで星野源の「うちで踊ろう」がとーーーてもよかったので、 勉強のためにもチベット語にしてみました。 星野源「うちで踊ろう(大晦日バージョン)」動画↓ https://youtu.be/j3q1V3QHSU4 「うちで踊ろう」 星野源 རང་ཁྱིམ་ནས་ཞབས་བྲོ་རྒྱག་ག たまに重なり合うよな 僕ら མཚམས་རེ་ལ་/སྐབས་རེ་ལ་ཕན་ཚུན་མཐུད་པ་ལྟ་བུར་/བཞིན

          星野源「うちで踊ろう(大晦日バージョン)」チベット語訳

          「白い鶴よ、翼を貸しておくれ」読了後メモ

          チベットのカム地方を舞台にした小説、「白い鶴よ、翼を貸しておくれ」をようやく読み終わりました。 箇条書きの感想メモをシェアです。といってもnoteって箇条書きうまく表記できないのですね…そこはお許しを。 amazonでの購入ページはこちら https://www.amazon.co.jp/dp/4863854218/ref=cm_sw_r_cp_api_fabc_Gka.FbKKY0XY1 ・2章と3章で描かれたニャロンでの幼き日の思い出。それが4章の戦闘シーンで交錯する

          「白い鶴よ、翼を貸しておくれ」読了後メモ

          チベットのことわざ #2

          ことわざ第二弾です。 チベット語の先生との会話の中で、 また新しいことわざを教えてもらったのでご紹介。 前回の記事はこちら↓ https://note.com/pematso/n/nafcd64022426 ཕམ་ཁ་ནི་ཆེས་མཐོ་བའི་སློབ་གསོ་ཡིན། ཚོད་ལྟ་ནི་ཆེས་ལེགས་པའི་གོ་སྐབས་ཡིན། 失敗は最も高度な学び 挑戦は最も優れた機会 ↑ 日本の「失敗は成功のもと」と似たような感じがしますね。 ཕམ་ཁ། は、「

          チベットのことわざ #2

          チベット語のことわざ #1

          チベットには、古くから人々に伝わることわざがたくさんあります。昔は、なにかの交渉の時やもめごとの仲裁、普段の会話の中にもことわざがたくさん用いられていたそうです。 ただ、近年ではその多くが忘れ去られようとしているとのこと。 チベットの物語を読む中でも、ことわざからの引用が度々あります。が、外国人からするとその意味をスッと理解するのは至難の技。 というのも、チベットの文化的背景を理解していないと、文を直訳しただけではそのことわざが本当に意味するところをつかめないためです。

          チベット語のことわざ #1

          翻訳の楽しみと悔しさ

          前回の記事ではチベット人シンガー、タシ・プンツォクの曲を翻訳したものを掲載しました。 そこで少し感じたことがあったので、書いてみます。 前回の記事はこちら↓ この歌詞を訳す中で、翻訳の難しさを痛感した。 「アク・トンパ」とか、一連の事柄について書いてあるような物語ならすごく訳しやすい。 ただ今回は、様々な背景を想像して意味を読み解く必要があったので、非チベット人である私にはとても難しいことだった。 「文脈を読む」ことすらヒントが少なすぎて、至難の技ではないか。 チベットに

          翻訳の楽しみと悔しさ