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検索の連鎖で、底なし沼に落ちていく。


人それぞれ、メンタルの体調が悪くなってくるとやってしまう行為、癖みたいなものが少なからず存在する。暴飲暴食もそうだし、外に出る機会が減ってきたり。お酒やタバコに走ってしまうのもそうか。自分のメンタルの落ち度からの現実逃避をやりがちなんだ。

ただ僕は、真面目である。(?)
真面目であるがゆえ、その事象の原因を知りたくなってしまう。不安だから、なぜそうなっているのか?早く対処するにはどうしたらいいのか?その答えはスマホの中にあるはずだと、手っ取り早くiphoneを手に取り、safariを開いてはひたすら検索する。時間を忘れたように、次々と気になるワードを打ち込み、何十何百ページとサイトを開いていく。

結果、1つの明確な答えには辿り着けず、膨大な情報を脳にインプットする疲れと、結局どうしよう。。みたいなオチになることが多かった。


「大きくなった不安」をさらに払しょくしようとしてネット検索を続けていくと、さらにその不安が大きくなっていきます。で、その「さらに大きくなった不安」を払しょくしようとすると‥‥。

もう、おわかりですね。完全な負のスパイラル、「不安が拡大していくスパイラル」にはいっていきます。この状態でネットサーフィンをしていたら、あっという間に数時間がたち、気づいたら心身が消耗し、「ネット検索を始める前の不安」よりも「より大きな不安」におおわれてしまうことになります。

特に精神的健康によくないのは、夜中にやり始めて結局朝方までやってしまい、結果として、不安が拡大し、睡眠不足になる。そして、そのスパイラルが積み重なっていくパターンですね。

埼玉県さいたま市カウンセリングオフィス HPより引用


完全にこれだった。案外、読者の中にも多いと思う。無限の情報量の中をただつまんでいくだけの、無意味な行為。現代の素晴らしい発達により、手元ですぐに良いことから悪いことまで検索できるようになってしまった。求める情報はいつだって案外少なくて、シンプルなものが多い。なのに僕らは、余計なことを手軽にしてしまうようになった。本来なら、やらなくても済むことを。

検索の連鎖は自分を幸せにしない。手っ取り早く、状態を良くしようとか思ってはいけない。気軽に得られる情報は頼りないものばかりだ。しっかりと、最小限で自分に合う方法を見つけよう。


「Less is more(レス イズ モア)」
(「少ないほうが豊かである」を意味する言葉である。 20世紀に活動して名声を得たドイツ人建築家、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(1886 ~ 1969)が遺した言葉とされている。)


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