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僕のカウンセラーは、ばあちゃん。

こんにちは。

26歳うつ病の生き様、ペイです。

2月に入り、なかなか体調が安定せず
自分なりにゆっくりと過ごしてます。

ちょうど去年の今頃、うつがぶり返し
会社を再度休職したなあと思い出しました。

多分僕は、1〜3月は体調崩すんだと思います。

まあ、もう冬はだめだと分かっているので無理しません。

そんな僕は、体調が悪くなったなと思ったら
ばあちゃんの家へ必ず通い詰めます。

その理由を書き殴りたいと思います。



ばあちゃんも、うつ病経験者



僕がうつになりたてで、自分の状況を人に話すことができず、症状をひた隠して自分を無理に追い込んでいた頃。

仕事の帰り道に、ふらっとばあちゃんの家へ帰ったことがありました。

「ただいまー」と、いつも通り平然と帰宅したつもりでした。
でも、さすがばあちゃんといったところでしょうか、何かを察したんでしょう。

会って第一声に
「いつもと顔色が違うわ。少し疲れてるんじゃない?」
と、全て見透かしたかのように言ってきたんですね。

なんとなくその時、ばあちゃんになら話してみようかな。と。

不眠のこと、体調が悪いこと、仕事が辛いこと。

だーっと勢いよく話してたら、途中で泣けてきて上手く話せず。。

そうすると、「そうなんだ。私も同じような経験があるわよ。」

と、ばあちゃんが自らのうつの話をしてくれました。


僕のじいちゃんは、病気で身体が不自由になり上手く歩けず、長いこと車椅子で生活をしていました。

そんなじいちゃんを、ばあちゃんはずっと介護していました。

ばあちゃんが忙しい時は、僕が代わりに介護したりも。

トイレ、食事、お風呂など生活のほとんどで介護が必要な状態。

でも、ばあちゃんは嫌な顔一つせず、毎日介護をしていました。


ですが、じいちゃんは10年前に心不全で突然亡くなりました。

数十年、毎日じいちゃんの介護をしていたばあちゃん。

毎日精力を注いできた介護がなくなり、急な環境の変化に戸惑い、自分がなんのために生きているのか分からなくなり、うつのような症状が出てきたそうです。

いわゆる『荷下ろしうつ』というやつです。


大仕事をやり遂げた後や、定年を迎えた直後、介護生活が終わったときなどに生じるうつ状態は、「荷下ろしうつ病」と呼ばれています。

からだ塾WEBより引用


毎日やってきたことが、パッとなくなってしまう。

ばあちゃん曰く
・異常なほどの動悸
・不眠(中途覚醒がひどかったよう)
・家から出たくない、出るのが怖い、不安

等々症状があったのですが、一番は大好きだったオシャレをすることが億劫になったことが、決め手だったみたいです。

自分がどうしてこうなってしまったのか分からない。
年齢も年齢なので、加齢で起こる現象なのか。

とにかく毎日、不安で不安で仕方なかったみたいです。


とにかく悩みまくった3年間



結論から言うと、ばあちゃんはうつを克服するのに約3年くらいかかったみたいです。

その間、僕も会いに行ってたんですが、全くうつとは分からなかったです。
(後から聞くと、孫だけには心配かけたくない。
 状況を黙っててほしいと僕の母親に懇願していたようです。)

かかりつけの内科で良くしてもらったようで、内科が出せる範囲の睡眠導入剤と頓服を処方してもらい、徐々に徐々に体調が上向いていったと話してくれました。

「良くも悪くも時間が解決してくれる。」
「体調の波があるから、その波に上手く乗れるようにしてる。」
「仕事の代わりなんていくらでもいるから、体調優先しなさい。」

うつ経験者として、ほんとに色々なアドバイスをくれました。


当時、まだうつの診断をされておらず、病院にも抵抗があった僕を一度受診してみなさいと背中を押してくれたのは、紛れもなくばあちゃんでした。

やっぱり経験者の人に話を聞いてもらう、そしてアドバイスをもらうことが一番納得できるし、なんとなく言うことを聞いてみようかなと思えました。


それからは何か自分が不安だったり、うつがひどい時はばあちゃんの元に行きました。
美味しいご飯を用意してくれて、いつもゆっくり話を聞いてくれました。

僕がここまである程度回復できたのは、ばあちゃん無しでは考えられません。

ちょうど2度目の休職の際にくれたLINE


うつは恥ずかしくないこと、生きる方法はたくさんあること、人と同じじゃなくていいんだということ、たくさんのことをばあちゃんが教えてくれました。



身近にうつを話せる人がいますか?



僕はほんとにたまたま、ばあちゃんがうつ経験者でいろんなことを知っていて、話すことができたのでものすごくラッキーでした。

ですが、身近な人、例えば家族や友達、恋人に話してもうつを批判されたり、共感してもらえない人の方が多いと思います。

はっきり言いますが、うつを経験してない人に分かってもらおうとするのは難しいです。

もしかしたら、なんだこいつと煙たがられる可能性だってあります。

でも、それは仕方ない。相手も悪く無いです。経験してないんだから。

Twitter、Instagram、Youtube等のSNSが発達した今、各コンテンツにうつ病で悩んでる人はかなりの人数いらっしゃいます。

中には乗り越えて、上手く付き合って発信活動をしている僕みたいな人もいます。

うつを経験している人は、その苦しさが分かるから、決して見捨てるようなことはしないと思います。

少なくとも、僕はしません。

たまたまこのnoteを見て、周りに誰もうつを相談できる人がいない方、DMください。

僕ができる範囲で、相談乗ります。

下記SNSのリンクから飛んでもらえると幸いです。


最後に、ばあちゃんの座右の銘(今では僕の座右の銘でもある)を。


『おごらず、人と比べず、ほどほどに毎日を楽しむ。』


では!


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