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アダチルって言うらしい

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言わずに済むなら本当は言いたくない、育ちについてのあれやこれや。自分の親と同じ轍を踏まないよう内省を続けています
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2022年4月の記事一覧

自分の親が毒親だと気付いた日の話、殺されかけた夢の話。

 自分の親が毒親なんじゃないかと気付いたのは、25歳の時だった。

 もしかして、私以外の人たちは、大小の悩みこそあれそこそこ人生を楽しんでいるのか?と気付けたのは、職場の同期のおかげだった。職場の同期は、これまで友達になったことのないタイプー社交的で楽観的で親切だった。
特に同期のナナちゃんの、「平凡で幸せな人生を送りたい」という発言には本当に驚いた。私は平凡に生きたいなんて、人生で一度も思った

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不幸の言い訳を捨てて、幸せになろうね

肌が弱いから化粧はできない。おしゃれな化繊の服も着れない。
妊娠中だからお腹が減って完食しても仕方がない。
産後だから太っていても仕方がない。
毒親だからこんなに生きづらい性格になった。希望の職業に就けなかった。

 上記は、実際に私が大切に大切にしていた言い訳たちである。

肌が弱いのは事実かもしれない。産後にある程度ふっくらするのも自然なことだろう。
しかし、自分の弱さを武器にして不幸をことさ

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“良き母”の次は“良き祖母”になることで自己欲求を満たす、蛇のような母

 朝になったら推敲してまとめ直すと思うが、今はとにかく感情をアウトプットしないとどうしようもないのでこの日記を書いている。産後の1ヶ月、子の世話という幸福に忙殺されていて、自分と向き合う時間が取れていなかったツケがどかっと来た感じ。

 自分の親が毒親だったんだと認識して、家出して、今の夫の家に逃げ込んで、妊娠して、結婚して、出産した。夫によく似た女の子だった。

 孫が生まれたら、息をするように

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親のお古は潔く捨てよう。

 毒母あるあるかもしれないが、私の母は、買ったは良いものの使わず、かと言って捨てられずにとってある服や鞄、靴などを私に押し付けてくる。タチの悪いことに、自分が若かった頃の洋服も大量に押し付けてくるのだ。私は、母に「これいる?」と言われると、断れない健気な娘だった。「いらない」と言った時の母の残念そうな顔を見ると胸が痛かったのだ。そして勇気を出して断っても、また時間が経つと思い出したように「これいる

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