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つくられた病気。ドキュメンタリー映画「健康って何」から学ぶ


サステイナブル関連で健康についての面白い映画を見つけました。

サステイナブルな食事方法と聞けばヴィーガンという方法が近年話題を呼んでいますよね。今回の記事はヴィーガンに興味のある方必見の内容です。

そして真の健康とは一体何なのか、病気を根本的に考えて病気=食事という健康の考え方について掘り下げた作品を紹介します。


「健康って何?」(2017)

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時間/92分 監督 キャスト/ キップ・アンデルセン

予告編 

Netflixオリジナルのドキュメンタリー映画で、総監督はあのホアキン・フェニックス。

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あらすじ

監督自身、親戚の多くを癌で亡くしており自分もいつかは癌になるだろうという恐怖と遺伝を心配しています。しかし、癌やその他病気の多くは遺伝ではなくたった2週間の食事で改善、予防につながること。そしてこの根本的な解決方法がいかに多くの政府、企業の闇の中に隠されているのかが次第に判明していきます。

始まりは、WHOの発表でした。

"加工肉には発がん性があり、1日50gの摂取で大腸癌になるリスクが18%上昇する" と発表

加工肉とはハム、ベーコン、ソーセージなども含まれます。

タバコやアスベスト、グルトニウムと同じ危険性を持つ分類に分けられたことにより、加工肉が一気にハイリスクな食べ物へと変化しました。

加工肉は加熱すると必ずどのお肉でも発ガン物質が動物系タンパク質には含まれるのです。これは有名なファストフード店で売られている加工肉ほとんどから検出されているとの結果もあるようです。怖いですよね。

そして何と卵も。1日1個の卵で5本のタバコを吸うのと同じだと映画では語っています。加工肉や乳製品には飽和脂肪酸が多く含まれており、卵にはひよこが21日間も生きられるコレステロールが含まれているのだとか。

ということは自分たちが子供のうちから、発がん物質を摂っていた。もしくは現在我が子に毎日タバコを食べている。と全く同じことになりますよね。子供のうちから日常的に加工肉を食べていると寿命が19年縮むとも言われています。

果たしてこのような行為は合法なのでしょうか。

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遺伝は間違っていた?

上記で書いた内容からも、食事が直接的に健康に影響があることは一目瞭然です。

でも病気の多くは遺伝の確率がほとんどでいくら食事療法をしたって意味ないんじゃないの?と私もそう思っていました。

確かに、病気が遺伝する可能性はあるが遺伝だけで実際に病気が発症する可能性は極めて低いということ。(がんで言えば5%~10%のみ) 要は、例えば病気を起こした親と同じ食生活を送ってきたことがまた同じ病気を親から子へと引き継いでしまうということ。

なのでがん家系などと諦める前に日々の食事を見直すだけで一気にリスクを抑えられる可能性が高まるのです。

動物性食品を避ける理由

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何となくもう動物性の食品の恐ろしさがわかってきましたが、具体的になぜ良くないのでしょうか。そ

実は動物性食品の約93%がダイオキシンに汚染されているのです。

ダイオキシンとは簡単に言うとものを燃やすときに出る毒性物質です。これが大気中に広がり拡散することによって家畜などの動物が汚染されます。

恐ろしいのがこのダイオキシン、男性の体内では処理ができず、身体に蓄積されます。女性の場合妊娠した際に胎盤を通して胎児に、そして母乳へと排出されます。

また、動物を一箇所に集めることはコミュニティにも影響を及ぼします。

新しい風ウイルスのエンジンになる可能性や、もし汚染処理場の近くに住んでいればMARS感染の可能性が3倍にも増すのです。実際、養豚場の数キロ先に住む人々の多くはがんで亡くなるケースが多く出かけられないほどの臭いを放つ農薬のスプレーに囲まれての生活を余儀なくされているのも問題の一つです。

健康とは自分の家族やコミュニティを守ることでもあります。

とはいえ多くの企業はこう言った問題を明るみにはしません。消費者は自分が消費する商品のどんなリスクがあるのかという情報を得ることが難しいのです。

小学生中学生の頃は必ず牛乳が給食で出されていましたし、成長のため、カルシウムを摂るためにと飲むことが健康に良いと思っていました。

がん、糖尿病、子宮がんなどの予防協会サイトのスポンサーには肉や乳製品を取り扱う企業、製薬会社が多くついています。大人の事情が垣間見えますよね。

アメリカ国民は病気の治療費に世界第10位の先進国のGDPに等しい額を支払っています。とんでもない額です。

ここからわかることは政府や企業は病気を根本的に解決しようとは考えていないということです。薬が根本的な病気の因果関係を解決する方法ではありません。

たった2週間食事をヴィーガンに変えただけで20日後に心臓病を発症すると診断され何種類もの薬を飲み、新たな治療では10か月も時間を要すると言われていた女性が食事改善だけで薬を全てやめるまでの回復に至ったのです。

もちろん個人差はあると思いますが、私はものすごく感動しましたしまさにこれが身体の内側から真の健康になるということだと思いました。

誰しも、自分やコミュニティ、家族、生き物に害を及ぼす企業を支援するつもりはないと思います。

野菜中心の生活で個人、国民の健康に変化し、我々の生活する環境は変化します。自分にとって本当に良いことをすれば自分と周りの利益につながる。と環境破壊についてと食事を見直すきっかけを強く考えさせられる作品でした。 


最後に

今回は少し重めな内容になってしまいましたが、私個人的にも今はお肉を食べない生活をここ半年ほど続けていて、すごく自分ごととして問題を定義させられたように感じました。

でもチーズが大好きでよく食べていたので辛い、、と思っていましたが調べてみるとヴィーガンチーズも存在するみたいで。これをきっかけに新しい選択も増えて試してみようかと思いました。

食事をする行為が環境破壊に繋がらないように考えて出来るところから手を伸ばすことがサステイナブルにも繋がると信じています。

にしても、Netflixはいつもコンテンツの深い映画出すから本当好き。笑

Filmarks @mmko1220






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