父・娘・息子福山
今日は、未来に向けて自分が出来る事を考えたいと思う。
それは、父親から引き継いだものを息子福山に託すことである。
父親は、電気関係のエンジニアであった。
父親は私が小さい頃から、いろいろな刺激を与えてくれた。
父親は高度経済成長期に、活躍したエンジニアである。
無のところから考えて、新しいものを生み出すことが日常茶飯事の時代であったそうである。
多くの技術者が夜な夜な集まっては、いろいろ意見を出し合って、新たなものを生み出そうとしていた話を聞いて、心が躍った。
現在、当たり前に使用しているそれらのものの生まれたての様子がうかがえたからである。
それが当たり前の時代に生きた父親は、何でも作り出してしまう。
まるで、魔法使いの様である。
基礎から築いて、ホースで水平を図り、柱を立てて、壁や床を貼り、自宅も大工さながら建ててしまう魔法使いであった。
小学校の夏休みの創意工夫の宿題も父親のアイデア満載の作品が出来上がり、父親のアイデアにおののいたものである。
そんな父親から得た発想力は、自分が仕事をする上でも、大変役に立った。
父親が、一から生み出し、長時間かけて完成へと導く工程を目の当たりにして、仕事に対する思いを学んだものである。
そんなすばらしい父親の元学んだ自分が今出来る事は何だろう。
細かい技術などは伝えられないけれども、次世代の技術を生み出すための発想力の伝達は、私にも伝えられるだろう。
物事を生み出し、作り上げる事の大変さも私に伝えられるだろう。
父親が、伝えてくれた形とは異なるかもしれないが、それらの大事な部分を息子福山に託すことは出来るであろう。
息子福山は、まだ大学3年生で未来を生きる青年である。
便利な世の中に生まれた息子福山が未来を切り開くためのアイデアとなる源を伝えよう。
そして、将来、息子福山が社会に貢献できる大人になる事を、父親は喜んでくれるであろう。
それと同時に、私は、息子福山からも教えを乞うて、自分自らも自分の持っているスキルを使用して、技術革新に参加していきたいと思っている。
父親の持っていた技術は、社会に貢献して、皆を幸せにした。
自分も日々、成長していきたい。
親から子へ、そして孫へ。
皆が幸せになるように、伝える事の大切さの重要性を感じている。
いただいたサポートで美味しいものを食べて、次のnoteに活かします。