年間1万円儲かる話
以前、金融機関を訪れた時に、運用セミナーを勧められた。
ちょうど、コートが要らない季節に入ったところであった。
オンラインセミナーは、受けたことがあったが、敵陣に乗り込んで、セミナーを受けるのは、ちょっと怖かったが、セミナーには参加した。
セミナーで運用ゲームを行ったのであるが、独り勝ちして、気分は爽快であった。
その時、金融機関の職員との雑談で、今回の運用セミナーで紹介したファンドは手堅いという話を聞いた。
どうやら、そのファンドは、振れ幅が少ない反面、わりと安全なファンドの印象だった。
そのあと、その金融機関からは、営業の連絡は、入っていない。
その後、もう少し詳しく話を聞きたいと思っていたのであるが、例の日常生活を束縛するお仕事に振り回されていて、金融機関の窓口を訪れる事が出来なかった。
そんなおり、先日、やっと時間が作れて、息子福山を従えて、窓口を訪れた。
信託報酬を考えれば、積立NISAをするなら、SBI証券が一択なのだけど。
還暦を迎えるこの歳になると、気になるのは、出口だ。
窓口で教えらたのだが、自分が認知症になった時の手続きが厄介らしい。
なので、息子福山も登録をして、手続きが出来るようにしようと、そう考えていた。
だから、SBI証券ではなく、信託報酬が高いが、金融機関のファンドにしようかと考えていたのである。
積立NISAで、投資信託を買う時には、手数料は、かからないという。
めぼしをつけたファンドの信託報酬も100万で、年間2000円しかかからないという。
また、よく考えて、出直しますと金融機関を後にしたのであるが、
今日、よくよく考えてみた。
なぜ、積立NISAを考えたかというと、FPの勉強の実践をしたかったからである。
ドルコスト平均法の検証をしたかったのである。
だから、そもそも、大金を投入する予定はない。まあ、月々5000円ぐらいか。
しかしである、投資信託で100万預けて、手数料が年間2000円しかかからないって、金融機関は、どこで儲けているの?
と疑問をもった。よくよく考えたら、胡散臭いはなしだ。
そして、積立NISAを20年続けたとして、出口は、100歳!?
(なんか、話では、積立NISAの平均継続年数は、3年ぐらいらしい。)
そうなると、積立NISA自体の期間を短く設定しなければならなくなるので、ドルコスト平均法の検証が出来なくなる。
と、いろいろ考えあぐね、もうすぐ還暦を迎えるアジフライにとって、積立NISAの存在が、ライフプランに向いていない事がわかった。
年間1万円儲かる話は知っているんですよ。
百貨店で月々1万円を積み立てすると、年間1万円もうかるらしい。
でも、その積立金は、百貨店でしか使用できないし、と息子福山に言ったら、「百貨店1階のコスメを購入する人ならそれぐらいは、消費できるっしょ。」とのたまう。
話はそれましたが、結局のところ、積立NISAは、あきらめましたとさ。
いただいたサポートで美味しいものを食べて、次のnoteに活かします。