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ホースと共に遙かな旅へ
2020年10月10日 15:15
お母さんや群れの仲間達と結ばれた、穏やかで温かい絆を突然断ち切られたタロウさん。悲しみと不安に心が張り裂けそうな気持ちで、泣いても暴れても、その思いは誰にも通じない。馬運車の暗くて外が見えないバンに、何時間も閉じ込められて運ばれてきたタロウさん。今回もちょっと長くなってしまいました。最後まで読んで頂ければ嬉しいです。タロウさんの新たな居場所と生活着いたのは山梨県の乗馬クラブ。対
あきやまやすこ
2020年10月17日 06:30
東京行きが決まってから、カナさんは、会社でも、どこにいるのかわからなかった。もう同じ職場にいると思わない方がいいか。空いてる席に、誰か別の人が座るのかと思うと、寂しい気がした。いやいや、来年新卒で、すげー可愛い子が入ってくるかも。カナはいいよ。あいつはイモ。オバハン。カナさんは、家を抜けられないと電話をくれた。思いがけない転勤に、仕事を応援していた家族も、やはり娘と過ごす時間を望んでいる。
猿もおだてりゃ木から落ちるが、また登るさ
2020年10月11日 23:05
幼い頃、祖父母の家の隣で牛を飼っており名前はなかったので、勝手にコジローと名付けていたまだ、6歳くらいだった自分は餌をやったりして世話をよくしていた。コジローは脱走癖があり、夜間に逃げ出し近隣住民と祖父が必死に追いかけ集落の放送で『●●さん家の牛が脱走しましたので気をつけてください』と何度か聞いたことがあった脱走牛コジローである時は流れ自分が小学