フードバンクで交わる3種類の想い
農林水産省HPより⤴
フードロス削減に向けた企業努力を耳にすることも多くなりました。
とっても嬉しい💕💕
買い物に 安く早くを追い求めてきた私達。
だけれどこれからは・・
何でもオーダー制になって、注文してから家に届くまでがちょっと遅くなるかもしれないね。売れる見込みを予想して、それを上回る量を生産しておくというお客さま主義だと、ロスはなくならないもの。
・・・ ・・・
すぐに出来たらいいけれど
作りすぎ 買いすぎ 在庫を抱えすぎ などで
フードロスが出そうな時に
利用して頂きたいのがフードバンクですです😊
フードバンクの目的は・・・
・・・フードロスをなくす事
そこに潜むジレンマをお伝えしたいと思います。
食品を集める
⬇
適切に配布する
これがフードバンクの取り組みです。
そんな
フードロスをなくす手段としての フードバンクには
3つの気持ちが集まっています
①フードロスを解消したい想い
フードロスを集めたい。
ゴミ箱・ゴミ処理場に運ばれる前にフードバンクに届けて欲しい。
まだ食べられるのに捨てられてしまう物たちを救いたい。
教育・倫理から言ってもこのままで良いのだろうか。多くの人が感じてきたもったいない気持ちを大切にして頂き、フードバンクが受け皿になることで、今までの暮らしを見直して、必要な物だけを作り・買うと言う成熟した社会を目指したい。
できる限り賞味期限がある中で早めの判断をして頂いて、たくさんの食品が助けられますように全国の皆さまのご協力をお願いしたいと思います。
個人的には「期限が切れても食べられるわ~」と思う食品もあるのですが
今の世の中では賞味期限が切れると誰かにあげることが出来ないでので😭
食品メーカーの場合
想定外に商品が売れ残ってしまうことがわかった→
期限が切れた時点で廃棄しばければいけなくなる。
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賞味期限が切れないうちに誰かに引き取って欲しい。
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売れたら良いのですが・・・😭
それが叶わないようでしたら引き取らせて頂きます。
食品メーカーでない企業の場合
普段からフードバンクとの接点はありませんが・・
防災備蓄品の見直しをしたら、もうすぐ期限が切れる食品がある。
イベントが中止になったので出展用の材料が余る・・などなど
⬇
社内で管理を任された方が
私達(フードバンク)を見つけて届けて下さると有り難いです。
また、社員の方々に食品を募集して頂く方法もあります。
そして企業さまにお願い🙇
行った行動を積極的に社会に向けて発信して頂きたいと思います。
私はフードバンクは社会で支える組織だと思っています。
社会が受け取った豊かさの先(処分の仕方)を提示していくこと。それによって他の会社や地域へも周知できて、個人の視点を変えていけると思います。企業の力(本当のCSR)⤵
②生活を立て直したい人の想い
フードバンクは上記のように食品ロスをなくす事が目的ですが、今のところ食品を受け取る人は生活に困っている方が対象です。
配布の仕方は地域によって様々です。
フードバンクあつぎを例に上げますと、生活保護を受けていない、一時的に生活が困窮している家庭を対象にしています。休職中だったり、療養中だったり一時的に収入が減り困っている方が利用します。実家を離れて学生生活を送っている方も、アルバイトが減った場合などそれぞれの状況にあわせて利用して頂きます。長期間フードバンクの食品だけを頼りにしなければいけないようならば生活保護の申請も考えて頂きますが、利用する方々は生活を立て直そうと一生懸命策を練っておられます。今回のパンデミックで仕事が突然なくなった方も多く、自分事としても、いつ食品をもらう立場になるかわからないと感じながら活動しています。
自分で選んだ品物ではないし、好みも違うかもしれないけれど受け取って下さる。このことを考えると、食品ロスを受け取ることで社会に貢献して下さっていると言えます。
生活保護までいかなくてもちょっと助けて欲しい。そんな方々を応援することで、少しでも元気になって、仕事を見つけたり働いたり出来るようになれば、街にとっても地域の住民にとっても嬉しいことです。
実際に食品という体の栄養だけではなくて、フードバンクに来て下さることで心の栄養もついてくると思います。
※対象の方はぜひいらして下さいね☺
そこで3番目がきます。
③大変な人を助けたいという想い
食品ロスをなくす目的が大義名分だとしたら
そこから一見外れているような想いです。
ここについて少し説明させて頂きたいと思います。
フードバンクはフードロスと食料希望者の両輪があって初めて回る取り組みです。希望者は本来ならどんな方でもいいはずです。生活に困っていなくても、ロスになる食品を引き取って利用して頂ければフードバンクとしての活動は楽しく円滑に進むでしょう。ロスがあるときだけ配布すればいいのです。もしかしたら企業のロスは企業の責任として捉えれば、こちらからわざわざフードロスを探さなくても良いのかもしれません。
でも実際は
誰にでも渡せる状況ではありません。
理由は
生活が大変な方がたくさんいるから。
もしも地域全体で困窮する方が少なくなり、フードロスだけが余るようになれば、受け取る基準を設けずに配布すればいいでしょう。
けれどフードバンクあつぎは
困窮世帯に配布する分も足りていません。
それに気がついた方々が、ロスになる食品ではなくて
わざわざ食品を買って寄付して下さっているのが現状です。
フードバンクを軸にして
困窮する方への草の根的な支援が広がっています。
決して神奈川県厚木市だけの問題ではありません。
Twitterやインスタを見ても
食品の寄付を求めているフードバンクは各地にあります。
実際の食品ロスだけで支援者を支えたいですが
なかなか厳しいのが現状なのです。
食品ロス ないわけは ないと思うが 集らない(一句)
まだまだ認知度が低いのです😭
この三角関係
私の乏しい文章力で通じましたでしょうか。
食品には賞味期限がある。
困っている方は今日の食べ物が必要。
故に定期的に開催が必要。
需要と供給のバランスが崩れてしまうと活動が続きません。
フードロスが集らない時には
寄付を募らなければいけない。
例えば
厚木市民は現在23万人
それだけのマンパワーがあることを信じています。
そして日本全国
各地にあるフードバンクも
地域の方の助けを望んでいます。
そのはずです!
いろんな地域にフードバンクのスポットが出来て
自分に必要のなくなった物は誰かに使ってもらい
大切にしていく社会。
切に求められてきていると感じます。
みんなが受動的ならこの世界は何も動いていかない。
けれど
誰かがやるなら応援するよと言ってくれる人が多いのも事実。
どうか
地域で行っているフードバンクを
応援して下さい。
🙇
この記事をまとめるだけで1ヶ月ほどかかってしまった😂
大切な想いなので真剣でした💦
簡単にまとめようと思ったのですが
こんなに長くなってしまった文章を
読んで下さりありがとうございました🙇
おまけです☺
6人家族(我が家)のコロッケの量⤵
今日も食べられることに感謝して・・・
どうか読んで頂きたい記事です⤵🙏
ありがとうございました🌹