見出し画像

8年前の私が欲しかったものは、「話を聴いてくれる人!」

アラフィフ責任世代のあなたへ

今日もお仕事お疲れ様でした。

今日の記事タイトルの写真は
今からちょうど8年前

私が前職で辛い状況にあり

野のへらぶな釣りに
救いを求めていた頃の写真です。

これは朝5:45に撮影したものです。
この時期は、6時ちょっと前でも

まだ夜のような暗さですね。

何故今日この写真を
掲載したかというと

もしかしたら、今のあなたが
当時の私と同じような

辛い悩みを抱えていたら

私の経験が、それを解消する
何かのきっかけになったらいいな。

と思ったからです。

8年前の私は誰にも心を開ける相手が居なかった

2016年11月。

当時私は前職の会社で
その年4月に立ち上がったばかりの

新部署の部長を務めていました。

前職の会社は日本の政府開発援助で
発展途上国の生活を豊かにするための

インフラ開発のために技術協力を行う
開発コンサルタント業界でした。

社会人で初めての管理職の仕事
それも任せられたのは
私の全く専門外の分野。

そして部下の人数は20名。
全員が特定のインフラ分野の技術に
専門性を持つコンサルタントです。

この業界は40代、50代はまだまだ若手
60代を過ぎてようやく
一人前と言われるような

経験がものを言う世界です。
更には、他の開発コンサルタント企業との

競争入札で案件受注を勝ち取らなければ
仕事にありつけない業界で

その入札評価の基準の中には
プロジェクトチームを構成する

コンサルタント個人の経歴や資格が
大きな配点を占めるため

幾つもの取得が難しい資格を有している
人材が山ほどいます。

TOEICのスコアが900点以上
なんていうのは当たり前。

英語+第二外国語
(フランス語、スペイン語、中国語、・・・)
が出来て、「ちょっと使える人」と言われる。

難関国立大学理系の大学院修了で
博士を持っている。

技術士の資格を持っている。

海外の大学院修了でMBAホルダー。

電力分野で言えば
第1種電気主任技術者を持っている。

などなど・・・

複数の難関資格を持っている上に、
様々な国のプロジェクトで
専門家として従事した経験がある。

こんな部下ばかりでした。

更には、当時40代後半だった私より
年上の部下が

部員の半分以上を占めている。

何が起こるかと言えば
若くて(と言っても40代)経験の浅い
新任の部長の指示に対して

いちいち文句や屁理屈を言ったり

海外出張に出てしまうと
連絡が取れなくなったり

私が知らない技術分野の話を

「どうしましょう?」

と相談されたり。

組織のマネジメントだけでも
問題山積なのに加え

部長の私自身も、一専門家として
案件を受注し、部下達同様

長期の海外出張をし
現地政府機関の役人たちと協議をし

発注元の日本政府の外郭団体に対して
英語と日本語の報告書を
書かねばならないのです。

私には心が落ち着く時は
有りませんでした。

自分が眠っている間も
地球の裏側に出張している部下から

報告や相談のメールが入ってくる。

時には現地でトラブルに巻き込まれたり
伝染病にかかったりする部下もあり

管理者として緊急対応を
しなければならないこともありました。

更には、自分の専門分野の仕事については
私以外に電力分野の専門家が皆無だったため

上司、同僚、部下の誰にも
分からないことを相談することも出来ず

全て自分一人で解決しなければならない。

余裕もなく、常に

「自分の判断が間違っていたらどうしよう。」

責任を取らせられるのではないか?

という重圧に押しつぶされそうに
なっていました。

一方、部下達は皆、共通の専門分野の
仕事をしているため

何か分からないことがあったり
自分一人では負担が重いタスクがある場合は

同僚や部下に仕事を割り振って
自分の業務負荷を調整したり

経験豊富な役員に相談したりと
何かしら助けが得られる環境にありました。

私は、この会社に入社した時から常に

一匹狼的な働き方を
余技なくされていました。

当時の私の上司も私を
どう扱ったら良いか分からず

自分の仕事の雑用的な
手伝いをさせるのが関の山。

私自身の専門性が活かせる仕事は
何一つ口出しできない状態でした。

当時の私は

「自分の悩みや心配を打ち明けられ

心を割って話せる相手が居たら

どんなに救われることか。」

と強く思っていました。

会社でこんな苦しい状態にあっても

妻に対して、次から次へと
自分に迫ってくる

溜まった不満や辛さを
吐き出すことはできません。

ちょっと愚痴を言おうものなら

「私にそんな話をされても
どうしようもないよ。

そんなネガティブな話ばかり
しないでくれる。

こっちまで嫌な気分になるから。」

と機嫌を損ねられる。

こんな状態では

自分の苦しみや不安は
どんどん膨張していくばかりです。

誰にも言えない辛さを忘れるために野に出た

私にとって、唯一この苦痛から
逃れられるのが

野のへらぶな釣りでした。

一人静かに
黙々と釣りの準備をし

広く静かな早朝の水面に
エサを打ちこむ。

暫くエサ打ちを
繰り返していると

全く動きのなかったウキに
小さな動きが出始める。

それを合図に
魚が寄ってきたことを悟り

更にウキのわずかな動きも
見逃さないよう集中する。

そして、小さく、しかし
鋭く水中に入り込むウキの

動きに合わせて竿を立てる。

魚の重みと躍動が竿を介して
自分の腕に伝わってくる。

命の躍動を感じながら
魚体を玉網に収める。

美しい銀鱗の
野生のへらぶなが釣れると
素直に達成感が得られ

釣りを始める前までの
辛さや苦しさを忘れられる。

しかし、納竿の時間が来ると
また現実の世界に引き戻される。

野のへらぶな釣りを
四六時中していられれば

辛さを頭の中から
追い出せる状態が続きますが

実際問題そうはいかないですよね。

そこで必要なことは
誰かに話を聴いてもらう。

ということです。

話すことで自分の中にある答えを見つける

もし当時、私にも、心を開いて
辛さを打ち明けられる相手が居たら。

別に解決法を
教えてくれなくてもいい。

ただただ、自分の心の中のわだかまりや

溜め込んでしまって言えなかった
自分の感情を

黙って聞いてくれる人が
居たらいいのに。

そう思っていました。

ですが、利害関係がある
会社の上司や同僚

ましてや自分の部下には
なかなか話せないですよね。

個人的に、非常に人間の出来た
知り合いの方が居れば別ですが

本音と建て前を使い分けて
会社生活を送っている人間に

万一本音を漏らしてしまったことで

それを攻撃や、あなたを陥れて

自分がのし上がるための道具として
悪用するような腹黒い人間も

いないとは限りません。

また、家庭では私の例のように
立場上弱音を吐くことができない。

ということもありますよね?

最近は、ただ愚痴を聞いてくれる
サービスがあり

非常に人気があると言います。

このようなサービスを利用する方は

コンサルタントのような
解決手段を教えてくれる人を
求めているのではなく

心の中に充満した
不満ややるせなさ

今おかれた立場の辛さを
ただ黙って聴いて欲しい。

というニーズがあるようです。

野のへらぶな釣り心整家の私は
かつての私のように

「野のへらぶな釣り」を通じて
「今に集中」し

不安や心配を頭の中から
消し去って頂くきっかけ作りと

あなたの辛い状況を
自然の中で釣りをしながら

吐露していただくことで
波立った心を鎮め

自分自身の中にある

「本当はこうしたかった」

「こうなりたかった」

という答えに気付き

前向きな人生を送って頂く
きっかけに気が付いて頂きたい。

そう考えています。

今後の私の取り組みとしては

まず私、「野のへらぶな釣り心整家」 
佐藤泰東(さとう やすはる)とは

どんな人物なのかを
知って頂くために

お試しでお話を聴かせて頂く
機会をご提供していきたいと思います。

それでは、今日はこの辺で。

ここまで読んでいただき
ありがとうございました。





いいなと思ったら応援しよう!