母を見て子供心に誓ったことと『世界一美しい食べ方のマナー』
私の生まれた田舎は、都会で育った人たちからしたら、きっと想像を絶するほどの田舎です。
玄関の鍵をかけたこともなければ、家族で外出していた最中に、急な雨が降れば隣のおじちゃんが外に干していた洗濯物を取り込んで家の中に上がり込んで干してくれることも日常的な光景。今になって思えば、私のパンツやブラジャーも隣のおじちゃんに見られてたんだと思うとギョッとしますが(笑)
あと、これは田舎ならではの話ではないのですが、私の母は、恥じらいという言葉を知らないような性格で、トイレは開けっ放しでするわ、おならは人前で平気でするわ、、、で、子供心に、「私はママみたいな恥じらいのない、がさつな大人にはならない!女性らしい、おだやかで上品な女性になる」と誓ったのでした。
もちろん、そんな母でも大好きでしたが、それとこれとは別の話です。
ということで、そう子供心に誓って以来、どうしたら女性らしくなれるのか、上品になれるのか、マナー本とかそういうたぐいの本ばかりをついつい手に取ってしまいます。
最近読んだ『世界一美しい食べ方のマナー』
これまで、いろいろなマナー本を読んできましたが、その中でも1番おすすめかもと、そう感じる程にとても良かった食べ方に関するマナー本。
本書ではまずはじめに、美しい食べ方の大原則として、著者の小倉氏が考案したこちらの「食事七則」が紹介されています。
最初の、フェイス・トゥ・フェイスの法則。できているようでできていないのがこの同席者の顔を見ながら食べるということ。ついつい視線が料理に向きがちです。ステーキを切っているときも、顔ごとステーキを見てうつむいてしまいがちですが、そんなときは姿勢は崩さず、「視線だけ下に向ける」くらいの気持ちが大事なようです。
と書いてありますが、私自身、一緒に食べている人が、料理ばかり見てると「ちゃんと話し聞いてくれてるのかな~」という気持ちになったことがあります。
今まで意識はしたことなかったけど、顔の向きってやはり大事だなとあらためて感じます。
この本は、押し付けがましいマナー本ではなくて、「美しい食べ方には理由があった」と帯に書かれているとおり、なぜそのマナーがあるのか、どうしてその所作が美しいのか、丁寧にイラスト付きで解説してくれるので、スッと頭に入ってくるのが良いです。ちょっとずつ、日常にも落とし込んでいきたいです。
ここまで、読んで頂いて本当にありがとうございました♡
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