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瞑想は運動の継続性を高める

▼ 文献情報 と 抄録和訳

座りっぱなしに対抗するための貴重なツールとしての瞑想の活用を探る

Bigliassi M, Bertuzzi R. Exploring the Use of Meditation as a Valuable Tool to Counteract Sedentariness. Front Psychol. 2020 Feb 25;11:299.

[ハイパーリンク] DOI, PubMed(Full text), Google Scholar

✅ 結論
瞑想の実践は、運動の継続性を高めることができる

[概要]
最近、運動中に生じる望ましくない考えを処理したり、ネガティブな感情を再評価したりするのに有効な手段として、いくつかの瞑想が提案されている。瞑想に基づく介入が心理的反応に及ぼす影響は、運動の継続性を高め、座りっぱなしの有害な結果に対抗する手段としても利用できる可能性がある。本論文では、身体活動および関連因子に対する瞑想の効果について簡単に説明する。また、運動中の心理的、心理物理的、心理生理学的反応に対する瞑想の効果の理解を深めるための手段として、理論モデルを提案している。認知心理学や感情心理学の領域で行われたごく最近の研究結果は有望である。運動に対する瞑想の効果の根底にあると考えられる心理学的メカニズムは、内的および外的な感覚信号の解釈に関連しているようである。これは主に、瞑想が身体的感覚、感情、思考の大脳的処理に影響を与えるという事実によるものである。このような場合、運動中に一般的に報告される身体的および知覚的な反応は、瞑想の実践中に緩和されるかもしれない。また、意識的なプレゼンスと自己慈愛は、より複雑な行動を起こすための感情的な背景として機能しているようだ。このような場合、身体活動プログラムへの再参加は、身体と心を治療するホリスティックな方法を実施することで、より効果的に達成することができます。本論文で示されたコメントは、運動の継続性や運動低下性疾患の治療に非常に重要な意味を持つと思われる。

▼ So What?:何が面白いと感じたか?

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✅まだ私も本文を読み終えていないが、瞑想やマインドフルネスな視点を持つことで、そもそも何かを取り組み始める際の抵抗感がかなり減る。頭の中で沸き起こる様々な不安が減り、目の前のことにただただ集中して行えるようになる。また、慈悲の瞑想により自身の心と身体を労わる気持ちが高まり、結果として健康志向につながるように思う。

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話が逸れるが、最近は論語を愛読書としている。”論語”と”瞑想”は非常に相性が良い、そんな風に思う今日この頃である。#何を言っているか自分でも分からない

私も大好きな本、”論語と算盤”の説明をしている記事がありましたので、紹介させて頂きます。

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最後まで読んで頂きありがとうございます。今日も一歩ずつ、進んでいきましょう。

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