【RFM】背伸びをしない生き方『遺欲』
📖 今日の教え
🌱 考察
渋沢氏はこの教えをもって、「無理に背伸びをして、”判断の目”を曇らせるな」と述べている。今回の訳は、とても分かりやすかったため渋沢氏の意訳を記載している。
この教えを読む度に、私自身ひどく反省するのだが、それだけ”学問と虚栄心”を切り離すことはなかなか難しい。
何故こんなにも難しいかと考えていた時に、「遺欲」というワードが私の中で腑に落ちた。
テレビ東京プロデューサー 上出遼平さんの上記の講義で、「遺欲」というパワーワードが私の心に突き刺さった。
人間は、食欲・睡眠欲・性欲などの基本的欲求と同じくらい、「何かを遺したい」という「遺欲」があるのではないか、という講義だ。
一見、この「遺欲」と今回の教えは矛盾しているように思う。しかし、上記の講義でも触れられているように、この欲求は虚栄心から生じるものでは決してない。私たちが死に触れそうになったとき、根源的に湧き上がる欲求であるように思う。
そうであるから、決して背伸びをして遺す必要はない。ただ、こうした根源的な欲求を抑えつけることも不可能だろう。
つまり、何が言いたいかというと、、、
こうすることで、今回の教えに従って、日々精進していくことができるのではないかと思う。
私たちは様々の感情の中で揺れ動きながら、人の”心”と混じり合い、等身大の”何か”を遺す、そういう生き物なのかもしれない。
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本記事は、以下の本を参考に作成しています。
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