【プラスチックを食糧に】火星移住者向けにプラスチックごみを食品に変える技術を考案してるぞ
火星でもしも農業ができるとしたら、環境に強い植物を用意するところだろうけれど、ジャガイモ程度じゃ、多分無理かもしれない。でも、飢えていくうちに強い品種が生まれてくる可能性もあるだろう。しかし、そんな過酷なふるいにかけて、品種が現れるのも待っている暇はない。
温室を設けて栽培をしていくのか。水は有限だし、やっぱり育てるには時間がかかるし、アストロノーツがアストロノーカになるのはまだ非効率だと思う。
さらに調理をする時間までおしい。フライパンにオリーブオイルとニンニクを温めて、ゆでたパスタを混ぜて、ペペロンチーノを作る手間も惜しい。
ということは寿司を3Dプリンタしてもらった方が良さそうだ。それがおそらく今現状、現実的ではないか。
業界向けの見本市「CES2023」にて、プラスチックから食品を作るデバイスが考案しされた。発表したのは「Beehex社」で食品用3Dプリンタを開発販売している。
NASAに所属する起業家でエンジニアのAnja Contoractorが設立したこの会社は、微小重力かで宇宙飛行士に正確で個別化された3Dプリントの食事を提供することに端を発している。宇宙飛行士の時間は限られているので、調理をする時間も惜しい。
プラスチック廃棄物を集めたら、バイオリアクターに移される。このバイオリアクターの中には特殊な人工細菌が含まれており、このバクテリアがプラスチックを食べてバイオマスに変換してくれる。つまり、人間が食べられるものに変えてくれるのだ。
このバイオマスを利用して様々な質感や形状を作り替えることができるので、型にはめればステーキや鶏胸肉を作ることができるという。まだ、考案段階なので、まだまだ自分らの元に来るのはもっと先になるだろう。この計画は2026年から2027年あたりで指導すると予想されている。
まずは地球でこの技術を実現できたら、人類の食糧問題にも貢献できる。太平洋塵ベルトを資源にしてステーキが作れたら最高では。
マイクロプラスチックの問題も解決策が見いだせない今、ゴミが食べ物に変わるという夢のような技術。いつかはファミレスの食事も合成プラスチック由来に全部置き換わってしまうのかもね。